昭和的な風情が残るレトロな街並み|名駅西エリア

名駅西

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名古屋駅の近くにありながら、名古屋駅東一帯の名駅エリアと比べると再開発が進まず、ほとんど発展していないイメージのある名駅西エリア。その分レトロなイメージが強い街並みは家賃相場も手頃なこともあり、住みやすい地域でもあります。今回はこの名駅西エリアをご紹介します。

下町情緒を残す町並み

いわゆる名駅西エリアとなる中村区は豊臣秀吉誕生の地であることから、太閤、千成、日吉、豊臣、本陣などといった秀吉に由来する地名が多くみられます。駅近くにはレトロな雰囲気の駅西銀座商店街があり、周辺は明らかに名駅東側とは異なるノスタルジックな景観となります。

名駅西の交通

JR、名鉄、近鉄、地下鉄の名古屋駅が利用できます。バス路線は名古屋市営バス、名鉄バス、三重交通が利用できます。市営バスは定時性が良いことで定評があります。市内を縦横に走ることで、観光客は1日乗車券を使って利用することが多いものです。ビジネスでも多く利用されています。

名駅西の不動産事情

これからの開発が注目されることで、地価公示などではこの1~2年で数割上昇しています。金沢駅の新幹線開通と同じパターンで、これまで地価が安く放置されていた分、これからの開発が期待されていると言われます。現状としてはリニア中央新幹線の開業後に合わせてマンションやホテル、オフィスや学校などの建設計画が検討されています。

名駅西の賃貸相場

名駅西エリアは名古屋の平均家賃と比べれば高いものですが、名古屋駅を利用できる地域として考えると安く感じられます。

マンションの平均家賃はワンルームで6万円(名古屋平均は5.1万円)、1LDK~2DKで7.4万円(同6.2万円)、2LDK~3DKでは11.0万円(同6.6万円)となっています(情報は賃貸サイトによって多少異なりますので、あくまでも参考に)。同じ名古屋駅を利用する地域として、名駅エリアと比べるとかなり安い単価となります。

名駅西の特徴

人口はほとんど変わらないか、やや減少傾向となります。夜遅くまで開いている飲食店があるので、帰りが遅い勤め人には便利です。リーズナブルなお店が多い一方で、高級な雰囲気のお店もあります。スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど生活に必要なものは大抵揃っているので生活しやすいエリアと言えます。

名駅西のショッピング施設

名駅西口

百貨店としてはジェイアール名古屋高島屋に名鉄百貨店、近鉄百貨店名古屋店(近鉄パッセ)に松坂屋名古屋店があります。また、地下街として有名なのはエスカ地下街です。スーパーマーケットとしてはパレマルシェ中村やピアゴ中村店、青木スーパーに成城石井と24時間営業のマックスバリュといった感じです。

人気グルメ店の種類としては、まずパンとサンドイッチのお店が多いのが特徴です。次にラーメン店、続いてスイーツ店にアジア・エスニック料理店、和食のお店となっています。

エスカ

エスカ地下街は1964年の東海道新幹線開業に伴って整備された、歴史あるショッピング施設です。新幹線改札口に近いこともあって、土産屋が多いことが特徴です。また味噌カツや味噌煮込みうどん、名古屋コーチンといった名古屋ならではのお店も多く並んでいます。名古屋市営地下鉄桜通線名古屋駅からは、地下街ファッションワンを通る形でユニモールにもつながっています。

ジェイアール名古屋高島屋は2017年度から、JRゲートタワーに増床出店する予定となっています。これによって日本最大の店舗面積を誇る近鉄百貨店本店 に次ぐ規模となります。地下1階と2階は食料品店が、1階から6階までは婦人服店などが入っています。7階から8階は紳士服、12階と13階はレストランが入っています。

近鉄パッセ

近鉄百貨店名古屋店は名古屋地区全体の中でも有数の、書籍やCDの発売記念イベントが開催されることで有名です。8階の星野書店近鉄パッセ店や9階のタワーレコード名古屋近鉄パッセ店では、新商品発売を記念しての握手会なども行われています。主にレディースのファッションや雑貨のお店が入っていますが、メンズファッションは名鉄百貨店ヤング館へ移動しています。

松坂屋名古屋駅店は松坂屋の本店です。本館・南館・北館の3館で構成されています。

名駅西エリアの注目スポット

駅西銀座は名古屋駅のすぐ近くでありながらも、昔の雰囲気を残す商店街です。レトロな建物もそのまま残っていますが、まさに名駅西エリアを象徴する存在とも言えます。お店の顔ぶれは実に多彩で、和菓子のお店があるかと思えばイタリア風のキッチンバーがあったり、あるいはサブカルチャー色の強いお店も新規でオープンしたりと知用客が多いことを感じさせます。

名駅西といえば遊郭があったことでも有名ですが、その面影を残す建築物も残っています。例えば長寿庵は入り口に美人画が掲げられていることが特徴ですが、名古屋市都市景観重要建築物に指定されているものです。中村遊郭を伝える建築物として貴重な存在と言えます。

名古屋みやげ処は新幹線口から近くのエスカ地下街にあるお店です。名古屋のお土産の専門店として、手羽先やういろう、天むすなどの定番が揃っています。名古屋に出張などで訪れた人が立ち寄るショップとして有名です。

椿町エリアは現在、アニメ関連のお店が増えていることでも注目されています。アニメイト名古屋やとらのあな名古屋店といったメジャーショップをはじめとして、らしんばん名古屋店、メロンブックス名古屋店などが営業しています。さらに代々木アニメーション学院名古屋校もあり、その一階にはアニメイトカフェ名古屋店が入っています。

名駅西の生活環境

名駅西と聞いて、治安を心配する人は少なくありません。昔は駅裏とも呼ばれたものですが、現在は雰囲気が変わっています。予備校やウェディング関連のお店が増えるなど住みやすい環境となっています。古くから生活する人が多く、地域の密着性は高いと言えます。年に何度か出店が出て、子供からお年寄りまで集まって楽しむ光景もみられます。

このエリアは病院などが多いことでも有名です。名古屋セントラル病院や日赤病院といった大きな病院のほかにも、内科や整形外科、耳鼻科など充実しています。

また、2015年頃から飲食店が増えるようになり、一人暮らしの人にとってはさらに便利になっています。デニーズや餃子の王将といったメジャーなチェーン店からテレビで紹介されるような有名なラーメン店まで、あらゆるジャンルのお店を利用できます。

歩道に街路樹としてイチョウやつつじが植えられているところもあり、季節感を感じながら歩くことができるところもあります。公園のある地域もあり、子供を遊ばせる風景も見ることができます。

終わりに

名駅西エリアは、古くから名古屋に住む人から見ると印象が良くないかもしれません。けれども環境はかなり変わっているのは事実です。治安も良いですし、何より古くからこのエリアに住んでいる人の地元愛も感じます。そして名古屋駅が徒歩圏内という利点は何よりも大きなものです。普段の買い物やショッピング、通勤にと非常で便利でありながらも、家賃相場はかなり安く感じます。

確かに名古屋駅東一帯の名駅エリアは再開発で大きく変貌していますが、この名駅西エリアは生活のしやすさとレトロな雰囲気の落ち着いた感じが特徴となります。これからの開発計画も上がってはいますが、レトロな雰囲気を好む人にとっても穴場と言える地域です。

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名古屋が誇るもう一つの街|魅力溢れる名古屋の地下街をご紹介(名駅編)

名古屋の地下街

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名古屋の地下鉄特集第2弾として、名古屋駅の地下に広がる地下街をまとめて紹介します。そのコンセプトを意識して歩くと、それぞれの違いがわかって面白いものです。

名古屋の地下鉄特集第1弾はこちら ⇒ 名古屋が誇るもう一つの街|魅力溢れる名古屋の地下街をご紹介(栄・伏見編)

エスカ地下街

エスカ

名古屋駅西口(太閤通口)駅前広場の地下に位置する地下街です。1964年に東海道新幹線の開業に伴って作られました。名古屋駅の新幹線改札口から1番近いことから、土産物店が多く並んでいます。

味噌カツや味噌見込みうどん、名古屋コーチンなどが置かれ、観光客によく利用されています。ファッションと飲食のお店が中心ですが、金券ショップなどもあります。入り口にあるタッチパネル式の案内板が便利です。開業45周年を記念して、SKE48とのコラボキャンペーンが実施されていました。マクドナルドやユニクロといったファストショップが利用できる他に、名古屋名物のモーニングを楽しめるお店もあります。

ユニモール

ユニモール

名古屋駅と地下鉄桜通線国際センター駅を結ぶ地下街です。1970年に開業しましたが、1989年7月に地下鉄桜通線の開通に合わせて延伸・改装しています。そして2015年に再度の改装リニューアルオープンしています。インフラの整備と通路やトイレ、案内サインなどを改装したものとなります。また衣料品店や雑貨店、飲食店にリラクゼーション店などが入っていますが、その88店舗のほとんどがリニューアルしています。

「ONとOFFをつなぐ」をコンセプトにして、都心で働くOLやオフィスワーカーをメインターゲットに定めています。もちろんメンズショップもありますし、外国客の増加も見込んで免税対応店も10店舗を設け、英語と中国語、韓国語に対応したショップガイドも用意しています。

ゲートウォーク地下街

ゲートウォーク地下街

名古屋駅桜通口側のJRセントラルタワーズ前にある駅前広場の地下に位置します。JRセントラルビルが運営している地下街テルミナが2015年に改称したものとなります。2017年に開業予定のJRゲートタワーへのアプローチとして相応しい地下街とするのが改称の目的です。

東急ハンズの新業態となる「ハンズゲートショップ」を目玉に、ビジネスシーンをサポートするグッズやメディアで話題となる商品を展開するアンテナショップを目指すものとなります。

東側はメイチカと接し、西側はエスカにつながる地下街のファッションワンと接しています。

メイチカ

メイチカ

1957年に開業した小さな地下街です。ノスタルジックな雰囲気が特徴となります。道幅も狭く、しかもカーブしています。これはメイチカの下に東山線が走っているのですが、その幅と同じ通路幅となり、同じようにカーブしているからです。その東山線名古屋駅の中改札と南改札、そしてユニモールを結ぶ形となっています。ミッドランドスクエアなどへ抜けるのに便利なので、歩行者も多くみられます。

店舗数は20ほどと少なく、ほとんどが生活に必要なお店となります。紳士服店や婦人服店、お茶屋やパン屋に本屋、クリーニング店などと何気に便利なお店が揃います。エビフライサンドで有名なコンパルメイチカ店は昔から続いているお店です。

ファッションワン

ファッションワン

名古屋駅の中央通りの真下にあるショッピングエリアとなります。ファッションや雑貨、歯科クリニックにビューティサロンといったサービス店が多く揃っています。またアウトドアメーカー店も多いことが特徴となります。

1989年に地下鉄桜通線の開業と共に、駅ビル系のテナントを地下に集めるという形で誕生しました。その後何度か小規模のリニューアルはありましたが、2010年のリニューアルに際しては美容系のテナントを充実させるというコンセプトを打ち出しています。ビューティストリートと名付けられた通路は、店舗も含めて白を基調としたデザインとなっています。

名駅地下街サンロード

サンロード
1957年3月18日、日本で初めての本格的な地下街として開業しました。開業当時は「ナゴヤ地下街」と呼ばれていましたが、サンロードと呼ばれるのはずっと後のことです。この下を走る名古屋市営地下鉄1号線、つまり東山線の同年11月の開業の前にオープンした形となります。

1972年に大規模改修工事を終えて、この後にサンロードと改称しています。名鉄名古屋駅、近鉄名古屋駅、モード学園スパイラルタワーズやミッドランドスクエアに囲まれる形となっています。近鉄ビルパッセや名鉄百貨店、ミッドランドスクエアなどと直結しています。

内部は平行した2本の通路にファッションや飲食店、リサイクルショップなどが並んでいます。また地下鉄には珍しくトヨタレンタリースサンロード店があります。名古屋の高速にも近いことにより、便利に利用されています。

ダイナード

ダイナード

大名古屋ビルヂングの地下階として1963年に誕生した、名古屋で4番目に古い地下街です。名古屋名物となる喫茶店やあんかけスパ、ういろ、味噌カツといったお店など名古屋文化を代表するような飲食店が多く立ち並ぶのが特徴でした。

大名古屋ビルヂングの改修工事に合わせて2012年に一時閉鎖しましたが、2016年3月の新生大名古屋ビルヂングのオープンに合わせて大幅リニューアルオープンとなりました。

通路幅は倍近くとなり、全く新しい地下街として生まれ変わりました。通路中央の柱にはデジタルサイネージが設置されていて、三菱地所や三菱地所レジデンスのCMなどが流れています。震災などの際には避難情報などが流れることになります。

店舗数は少なく、リニューアル前は8店舗でしたが、今回3店舗となっています。まず最も広い店舗となるのがドトールコーヒーです。そして鎌倉シャツで有名なメーカーズシャツ鎌倉名古屋店が入っています。そして北海道発のナチュラルスキンケア化粧品店のshiroが出店しています。元々はLAURELのブランド名で展開していた天然素材配合の化粧品を扱っています。

ミヤコ地下街

ミヤコ地下街
名駅通との交差点から東へ向かう形の、錦通の真下に位置する地下街です。東端はセンチュリー豊田ビル、西端はサンロードとフードターミナルに接しています。この下には地下鉄東山線が走っています。

1963年に近鉄グループに属していた名古屋都(みやこ)ホテルが開業した際に開設されたために、この名前がつきました。2000年に名古屋都ホテルが撤退したことにより、2003年には三井不動産に売却されました。ちなみにこの買収時には、三井不動産はミヤコ地下街の南側でモード学園スパイラルタワーズを建設中でした。

この地下街の天井は低く、昔ながらの昭和な香りが漂う通路といった感じを受ける特徴を持ちます。店舗は全部で20ほどと少ないものですが、ドトールコーヒーやサブウェイ、リーガルシューズなどが入っています。

中部近鉄百貨店

近鉄百貨店

近鉄名古屋駅の上に建つ百貨店です。1998年のリニューアルの際に近鉄パッセと改称しています。中地下1階に駅の中央改札があり、地下1階では名鉄百貨店本店本館とメンズ館、名駅地下街サンロードと直結しています。

若者向けのレディースファッションに特化していることが特徴となります。1998年以前にあった呉服店や宝飾品店は姿を消しています。さらに2000年代の中期までは6階にメンズファッション店が、7階には無印良品がありましたが、これも名鉄百貨店ヤング館へ移ることになり、その代りにレディースファッション店が入っています。

まとめ

いかがでしょうか。リニューアルによって近代的な雰囲気となったものやコンセプトがはっきりとしたもの、あるいは少し寂れた感じが哀愁漂うものなど個性的な地下街ばかりです。お休みの日には地下街巡りをしてみるのも面白いものでしょう。

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名古屋が誇るもう一つの街|魅力溢れる名古屋の地下街をご紹介(栄・伏見編)

名古屋の地下街

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名古屋といえば2大繁華街である名古屋駅と栄駅の地下街が有名です。今回、栄駅地下に広がる地下街にスポットを当ててみました。

進化を続ける地下街がある一方で、昔ながらのレトロ感覚満載となるアンダーグラウンドな雰囲気のものまで楽しめます。ここは名古屋の人の生活空間であることを感じさせるものであると分かるでしょう。

そもそも名古屋は日本の地下街の発祥の地でもあります。1957年3月に日本最古のサンロードが「ナゴヤ地下街」としてオープンします。その後、地下鉄の開業などに伴う形で幾つかの地下街が誕生しました。

このように名古屋で地下街が発達した理由として、名古屋が車社会として発達したことが挙げられます。自動車を優先する形で都市整備が進められたわけです。車が走りやすいようにと車道が広く作られているために、人が横断するには時間がかかるというわけです。そのために、歩行者のための専門通路として地下街が広がったわけです。

【東京や大阪との地下街の比較】

地下街の広さでは、東京や大阪も負けてはいません。そこで様々なデータから、名古屋の地下街と比べてみます。

まず地下街としての広さで言えば、全国1位となるのは東京の新宿です。5つの地下街から成り立ちますが、総面積としては10万平方メートルにもなります。そして2位が栄駅、3位が名古屋駅で4位に大阪長堀橋駅と続きます。注目すべきは栄駅と名古屋駅の地下街の数です。栄駅は6つ、名古屋駅に至っては9つもの地下街が集結しています。ちなみに大阪の長堀橋駅は1つのみで、単体としての面積では日本一となります。

名古屋の地下街の発達は車が関係していますが、冬の寒さも関係しているとも言われます。1981年から2010年の1月の平均気温は、東京が6.1℃で大阪は6.0℃となりますが、名古屋は4.5℃とかなり寒いです。地下を通って移動できるので寒さを凌げるというわけです。

ちなみに店舗面積としては、全国で1位は東京駅の八重洲地下街で2位はなんばウォーク、3位が梅田のホワイティうめだとなります。そして名古屋は6位にセントラルパーク地下街が入っています。

サカエチカ

サカエチカ

さて、栄駅の地下街でまず取り上げるのはサカエチカです。1969年11月に開業したもので、名古屋のメインストリートとなる広小路通の下に広がるものとなります。最寄駅は地下鉄栄駅です。

丸栄やスカイル、名古屋三越といったビルと地下でつながっていると共に、栄町商店街の主要な店舗ともつながっているのが便利です。地下街のテナントは80店舗ほどとなりますが、アパレルやバッグ、シューズに呉服、また飲食店にドラッグストアなど実に多彩な種類のお店が入っています。

サカエチカの中央部にはクリスタル広場と呼ばれる、名古屋栄地区の待ち合わせ場所としても有名です。これはガラス工芸家が製作したオブジェ「シャトークリスタル」が展示されていることが理由です。

【クリスタル広場】

地下であるにも関わらず、噴水があることに驚かされます。この広場の魅力は何といっても、「なんでもある」ことです。化粧品や雑貨店など、待ち合わせに早い時間に到着しても、良い時間潰しができます。飲食店では牛タンの専門店やクリスピークリームドーナツが有名です。

セントラルパーク地下街

セントラルパーク

「センパ」の愛称で親しまれている、久屋大通の地下に南北に細長く続く地下街です。2015年にリニューアルしていますが、新たに41店舗がオープンしています。地下街全体の雰囲気はナチュラルテイストのウッドデザインが採用されていますし、通路の照明はLEDのダウンライトとなっています。大半は女性向きのお店ですが、北欧気分を味わえるオスローコーヒーは人気を集めています。また輸入食品店も独特の品揃えが魅力となります。ちなみに期間限定で、ハローキティカフェがオープンしていましたが、こちらも人気がありました。

さて、このセントラルパーク地下街ですが、地下鉄栄駅と桜通線と名城線の久屋大通駅とをつなぐ形となります。森の地下街を通ることでサカエチカともつながっています。1986年に専門店ビルセントラルパークアネックスが開業して、この地下街とつながりました。その結果、栄地区北部の商業施設があまりなかった地域からの人の流れが生まれることになりました。

この地下街の特徴は、ステンドグラスで装飾されている天窓があちこちにあり、地上からの明かりが入り込むことです。そのために閉塞感が無いのが特徴となります。さらに「もちの木広場」と呼ばれる1200平方メートルもの彫り込み式の広場があるので、外の景色が見れるようになっています。この解放感も地下街でありながら明るい雰囲気を感じる理由となっています。地下街は東通りと中央通り、西通りの3本の通路があり、それぞれにお店が出店しています。

森の地下街

森の地下街

1957年11月に地下鉄東山線の開通と共に開業した地下街です。大津通と錦通、久屋大通の下に広がる形となります。サカエチカと段差が無くつながっているので、その境が分からない人もいるほどです。そしてセントラルパーク地下街やオアシス21ともつながっています。通りはレトロな雰囲気が大きな特徴となります。テナントは全部で100店舗ほどとなります。また、もうひとつの特徴としては、道の両側にある照明に森の木々が描かれているということです。お店には昔ながらの喫茶店が多く、飲食店が充実しています。さらに渋い居酒屋や定食屋といった懐かしいお店も出店しています。

森の地下街で人気の高かった書店、トキワ園書店が閉店しました。このすぐ近くの北側に大型書店で有名なジュンク堂がオープンしたことも影響しているようですが、12年以上にわたり利用してきた人にとっては寂しいものがあります。ちなみにこのトキワ園書店はチェーン店なので、名古屋駅地下街のメイチカ内にもあります。

伏見地下街

伏見地下街

名古屋の地下街でも異色のものとなるのが、この伏見地下街です。全長240mほどの長さの通路にちらほらとお店が見られます。元々は問屋街であったこともあり、業者相手と見られる小売店が多くあります。また、レトロな雰囲気の喫茶店も多く、この雰囲気に溶け込んで営業しています。

伏見地下街は1957年に開業した名古屋で2番目に古い地下街です。東山線伏見駅とつながっています。定期的にイベントが開かれているのが特徴となります。そしてもうひとつ、「あいちトリエンナーレ2013」という名古屋発の国際芸術祭をきっかけとして、アートのある地下街として生まれ変わったことが大きな特徴となります。ビューポイントと示された場所がありますが、そこに立ってアート作品を見てみると立体的に見えます。この幾何学的な階段アートはなんと無く不思議の国のアリスの世界に迷い込んだような感覚を覚えます。ちなみにこのアート作品は、台湾の設計事務所が手掛けたものです。それを知ると、青い色彩感覚にもうなずけるような気がします。

まとめ

名古屋栄駅の地下街特集はいかがだったでしょうか。古きものも新しきものとが混在する、何とも言えない世界観は東京では味わえないかもしれません。東京の地下街はあくまでも駅の通路としての機能がありきのものです。けれども名古屋の地下街は、ひとつの生活空間とも見ることができます。ショッピングなどを楽しむという点では東京八重洲の地下街もかなり意識してリニューアルされていますが、その発祥の地は名古屋であると感じることができます。

名古屋の地下鉄特集第2弾はこちら ⇒ 名古屋が誇るもう一つの街|魅力溢れる名古屋の地下街をご紹介(名駅編)

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ここまで進んだ名駅再開発。気になる内容とこれからの話

大名古屋ビルヂング

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2027年のリニア開通に向けて、名古屋駅周辺では再開発が進んでいます。リニア効果を狙っての大規模開発の中で、この3月に完成したのが大名古屋ビルヂングです。

大名古屋ビルヂングの内容とは?

大名古屋ビルヂングは大きく2つに分かれています。まず地下1階から5階と地下街の「ダイナード」を含んだ商業ゾーンとなる「Shop&Restsurants」です。敷地面積は3800坪の広さとなり、全部で74もの店舗が入ります。その中核となるのが、三越伊勢丹のファッションセレクトストアとなる「イセタンハウス」です。他にも様々な物販店が出店しています。また、レストランゾーンとなるのが「大名古屋ダイニング」です。さらにサービス店舗やカフェラウンジなどもあります。

そしてもうひとつが、7階から16階のショールームやクリニックモールなどの「Lifestyle&Services」です。こちらは「TOTO DAIKEN YKK AP名古屋コラボレーションショールーム」や「ハウジングデザインセンター名古屋」、「医療モール」に検診センターの「セントラルクリニック」などが入ります。他にも金融フロアやスクール、旅行代理店なども入居しています。

【何故”ビルヂング”なの?】

名古屋ビルヂングは名駅エリアで1965年から長く親しまれてきたビルです。名駅エリアにおける再開発に伴ってリニューアルオープンした形です。閉鎖前にこのビルに”THANKS”の文字が灯ったことに、誰もが胸を打たれたものです。

ところで、このビルを建てた三菱地所は古いビルに”ビルヂング”の名前をつけていました。例えば東京の丸の内ビルヂングもそうですが、こちらは2002年の建て替えにより”丸の内ビルディング”と改名しています。それでは何故、この大名古屋ビルヂングは変わらなかったのでしょうか。

昭和34年、伊勢湾台風により甚大な被害を受けた名古屋は復興を目指していました。その中で建てられたのが大名古屋ビルヂングです。今回最新の防災性や耐震性を備えてリニューアルしたことに際して、復興のシンボルだった”ビルヂング”の名前を残すのが相応しいということが理由だったのです。

【大名古屋ビルヂングの目玉をひとつ】

見所が多い大名古屋ビルヂングですが、圧巻なのが商業ゾーンにある「リップバー」です。300本ほどの口紅が並んでいるのですが、その全てを試用できるのです。その他にもヘアケアバーやハンドクリームバーなどのお試しコーナーが用意されています。

まだまだ続く再開発

リニアが開業するのは2027年です。それに向けてさらに再開発は進んでいます。名鉄百貨店再開発計画もそのひとつですが、名古屋鉄道と近畿日本鉄道、三井不動産の3社が名鉄百貨店本館を建て替えて再開発するものです。地上50階から60階建ての大型複合ビルとなる予定です。まだ計画の段階ですが、リニアと同じ2027年度までに開業する予定となっています。名鉄百貨店本館から名鉄レジャックにかけての南北約500メートルに6棟のビルを建てる予定です。

【グローバルゲートささしまライブ24】

こちらは2017年秋に開業する予定です。地上36階、約170メートルの高層ビルが竣工する予定となっています。上層階にはプリンスホテルが入ります。
そして昨年3月には、大和ハウス工業による19階建てのマンションが完成しています。賃貸マンションとなる「ロイヤルパークスERささしま」です。他にも分譲マンションも建設されています。

名古屋駅周辺で建設が進む高層ビルたち

再開発のメインとなるのが、商業施設などを擁した高層ビルです。すでに完成しているものや、これから完成するものなどを幾つか挙げてみます。

【JRゲートタワー】

2017年4月に開業予定の地上46階、地下6階となる高層ビルです。地上15階までの低層階は、隣のJRセントラルタワーズと接続されています。2階から8階には、そのセントラルタワーズの高島屋が増床する形で、「タカシマヤゲートタワーモール」があります。9階と10階にはビックカメラが、11階にはユニクロとジーユーが入っています。そして12階と13階はレストラン街となっています。

【JPタワー名古屋】

地上40階地下3階の高層ビルです。日本郵政と名工建設の跡地にルーセントタワーの南側で2015年11月に完成しました。1階には郵便局やゆうちょ銀行が入り、低層階にはレストランなどの商業施設が入っています。
このビルに設置されている制震装置は竹中工務店が開発した、新合金を用いた制震ダンパーになります。一般的に使われている鋼材の10倍の耐久性を持つとされます。
オフィスでは8000人ほどが働くことになるために、13階にはテナント用の共有フロアがあります。ここには貸し会議室や食堂があり、自由に使用できます。他にラウンジやカフェ、ミニコンビニなどが入っています。

【シンフォニー豊田ビル】

2016年6月に開業予定の、地上25階建て地下2階のビルです。6階から17階はオフィスに、18階から25階には客室295室の三井ガーデンホテル名古屋プレミアが入ります。第二豊田ビルの老朽化によって、解体した跡地を利用して建てられます。2階から5階までは7スクリーンとなるシネコンが入ります。ミッドランドスクエアシネマ2と名付けられ、全部で1042席となります。そのうち77席は特別シートとなり、自動車の座席の製造技術を活かして長時間座っても疲れないものとなっています。一般には上映が少ないアニメやミニシアター向けの映画が充実します。地下1階と地上1階には商業施設がはいります。

【代々木ゼミナール名古屋プロジェクト】

代々木ゼミナールと名鉄インが入居する高層複合ビルが2016年秋に開業予定となっています。1階にフロントを置いて、6階から23階を客室とする313室のホテルが完成します。特徴となるのは、標準のシングルルームが12m2となるのに対して、16m2の広さを確保しています。浴室もトイレと分けることで、ゆっくりと湯船につかることができます。

分譲マンションの建設も

名古屋駅周辺の再開発に伴って分譲マンションも建設されています。例えば、名東区では初となる20階建て以上のタワーマンション、アトラスタワー本郷駅前が2015年10月に完成しました。地上23階地下1階の総戸数158戸となる大型マンションとなります。南海トラフ地震を想定した制震構造を採用していて、居住階それぞれと地下に防災備蓄倉庫も設置しています。地下鉄東山線本郷駅徒歩1分の好立地となり、再開発が進む名古屋へダイレクトにアクセスできる利点を持っています。ヘーベルハウスのロング住宅思想を取り入れた快適に住める建物となっています。

リニア開業によって利便性が高まる名古屋駅を起点として、その周辺にも再開発が進んでいます。名駅では桜通口前の桜通り沿いにある第2堀内ビルと第5堀内ビルの閉館が明らかになっています。ここでの再開発が見込まれています。また三重交通が地下鉄国際センター駅前の名古屋三交ビルの建て替えを計画しています。
中部地方整備局名古屋国道事務所は6月に伏見地区のにぎわいづくりを目指すための検討会を立ち上げると発表しています。交差点を見直したり、伏見駅を改良するなどを議論することになります。名駅での大規模開発が起爆剤となって、このように細かな地域まで波及効果を生んでいることがわかります。

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オシャレなショップと落ち着いた街並みが魅力の本山エリア

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地下鉄東山線の本山駅は、2004年に乗り入れている名城線が環状化されたことによって、利便性が一気に高まりました。その結果、舞鶴線や名城線からの乗り換えが増えたことで、今では多くの人が乗り換え駅として利用しています。本山駅には構内にコンビニがあり、すぐ近くには銀行や郵便局もあるので便利です。また一番出口には24時まで営業しているマックスバリュ本山店が直結しているので、買い物も楽です。

【周辺環境】

周辺には学生が1万人を超える名古屋大学をはじめとして、南山大学などがあることで学生や大学関係者が多く暮らしています。そのために駅の周辺には、オーガニックカフェやビストロ、ワインバーに多国籍居酒屋などのお洒落なお店が多く集まっています。駅から徒歩で15分ほどのところには、東山動植物園や平和公園があります。定期的にイベントが開催されているので、多くの人が集まっています。またこの公園には桜の木も多いことから、市内でも有数のお花見スポットとして有名です。

本山の主な通りは広小路通りと四谷通り、猫洞通りの3つです。そして駅から南に伸びるグリーンロードは、学生のストリートとなっていることから、お洒落なショップが並んでいます。飲食店などが入っている複合ビルの「ZAZ」は、ゴジラがよじ登っているオブジェが目印となります。この周辺は名古屋の山の手とも呼ばれるエリアとなり、東京で言えば世田谷の雰囲気を持つような新興住宅街となります。

【買い物環境】

買い物で便利なのはまず、駅の出口に直結するマックスバリュ本山店です。元々は松坂屋ストア本山店だったところですが、上の階には100円ショップやボーリング場もあります。また駅から四谷通りへ歩いてすぐのところには、無印良品があります。こちらでは日用品の他に食料品や衣料品も揃っています。駅から猫洞通りへ向かって歩いていくと、雑貨屋の「shan(サハン)」があります。ここは家具やインテリア、キッチングッズなどが揃っているところです。

【グルメ】

駅から歩いてすぐの「マフィンレティバグ」は、マフィンとスコーンが美味しいお店です。イタリアンなら「cotto(コット)」が隠れ家的な雰囲気で人気を集めています。イタリアンとフレンチのコースがリーズナブルな価格で楽しめます。フレンチならば、四谷通りを南へ少し歩いたところにある「KOCHB_FRENCH(コカブフレンチ)」といったところでしょうか。美味しく美しく、そしてリーズナブルがコンセプトのお店です。ランチはデザートとドリンクが付いて1,500円(税別)となっています。カフェならば本山駅から少し上り住宅街の中にある、「cucciolo cafe(クッチェロカフェ)本山店」が人気です。ここはオーダーケーキが特に有名なお店です。

【住宅街】

本山は名古屋でも屈指の文教地区として有名な住宅エリアです。家賃は少し高めとなりますし、また坂が多いことも特徴です。駅の北側の猫洞通り、いわゆるキャットストリートの奥が閑静な住宅街となります。幹線道路から奥に入ると落ち着いた雰囲気の高級住宅街が広がります。子育て世代にも人気がある理由は、名古屋市立東山小学校などの、レベルの高い公立校が多いことが理由となります。


このように本山エリアは昔ながらの高級住宅街に加えて、大学が多いことから学生が増えた住宅エリアとなります。その学生が増えたことによって、お洒落なショップや飲食店も増えたわけです。また家族で楽しめる公園があったりと、落ち着いた雰囲気の住宅街でありながら休日の楽しみも多いことが特徴となります。交通の利便性の高さに加えて、駅周辺の徒歩圏内で様々なショップや施設が揃っていることとが本山エリアの魅力と言えるでしょう。

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