いつかは住みたい高級マンション|人気の条件とは?

高級マンションと聞いて、どのようなイメージを持つでしょうか?家賃が高い、部屋が広い、建物の規模が大きい等など・・・確かに、どれも当てはまるようです。狭いワンルームで数戸しかない高級マンションといったものは聞いたことがありません。(絶対無いとは言いきれませんが・・・逆に存在するとなると、それはそれで気にはなりますが・・・)

 

あるいは規模がそれほど大きくなくても、デザイナーズマンションの中には家賃が高い物件があります。家賃に関しては、正確には高ければ良いわけではありません。というのも部屋が広くなれば、必然的に家賃は高くなるからです。正しくは家賃の坪単価が相場よりも高い物件ということになります。

 

何が違うかというと、内装にかけるお金だったり敷地に対して戸数が少ないなどといったゆとりを持たせているなどの理由があります。

 

家賃が高くて部屋も広く、大規模であることが高級マンションの条件?

例えば服でも時計でもよいのですが、高級ブランドを立ち上げるとします。素材やデザインにこだわり、コストをかけることで高価な商品を開発して売り出すわけです。もしこれが全く売れなければ、高級ブランドとしては存続しないことになります。つまり、高級ブランドとなり得るためにはユーザーが必要ということになります。

 

同じように、高級マンションも住む人がいて初めて高級マンションと認められることになります。割高な家賃を払ってでも住むだけのビンテージ的な付加価値が必要というわけです。

 

ビンテージ物件としての条件とは

高級住宅街と呼ばれる地域が存在します。地価が非常に高いところですが、交通の便が非常に良いとか、買い物環境が何倍も便利であるといったことはあまり無いものです。東京でも、新宿や渋谷など確かに地価は高いものですが、決して高級住宅街というわけではありません。

 

それでは高級マンションの立地としての優位性とは何でしょうか。地価が高く、新築で建物が建たないような場所ではありますが、どちらかというと車が必要となるような交通の便は良くないところが多いものです。

 

何故あえて利便性が良くないのか

高級マンションと呼ばれる、安定した需要のある物件は比較的、不便な場所に建つことが多いものです。その理由として考えられるのは、やたらと人が多く集まらない、静かで安心して住める地域が求められることにあるようです。例えば買い物の便が悪いということは、地域の住人以外はあまり近寄らないことになります。

 

高層タワーマンションについて

近年では高層タワーマンションに人気が集まっています。そしてそのスケールメリットを活かすことによって、通常のマンションでは得られないようなラグジュアリー感を演出したり、コンシェルジェサービスを提供したりしています。あるいはホテルサービスをそのまま利用できるような物件も存在します。

 

ザ・ライオンズミッドキャピタルタワー

 

高層階での景観もあり、『高級マンション=タワーマンション』という図式もできつつあります。けれどもここでひとつ、知っておきたいことがあります。本当の意味での高級マンションは、築年数に関わらずその価値を下げることが無いものです。むしろその希少性の高い立地ゆえに、価値を高める物件もあります。高級マンションであり続けるか否かは、ある程度の築年数が経過してみないとわからないというわけです。

 

タワーマンションも、快適性という面では課題もあります。太陽光を遮るものがないので、南向きは夏場は相当暑くなります。また窓のガラスもかなり大きいので、冬場は外の冷気がまともに入り込むのでとにかく光熱費が必要となります。さらに充実したサービスは管理費に反映されるので、利用するか否かに関わらず相当の維持費は毎月出ていくことになります。それでも住みたいと思える付加価値があるかどうか、高級マンションと呼ばれるか否かはその点に集約されるようです。

 

 

 
高級マンションとして売り出している新築物件のモデルルームに足を運ぶと、まさに異次元の世界に足を踏み込む感覚を覚えます。実際に完成した建物はエントランスに足を踏み込んだだけで、通常のマンションとは全くことなる質感を感じます。そのような建物に住む満足感を割高となる家賃を払ってでも得たいと思えるか否かが、高級マンションとしての存在感につながるわけです。

 

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