念願のデザイナーズマンションに住むことになり、理想の部屋作りのためにインテリアにこだわりたい、そう願う人も多いことでしょう。もちろんお気に入りの家具を買い揃えることも大切ですが、もっと手軽に理想の部屋の雰囲気を生み出す方法があります。照明の使い方を工夫するだけで、部屋のムードを簡単に高めることができます。そのためのポイントを幾つか挙げてみます。
【お洒落な空間を演出するコツとは】
お洒落な雰囲気の部屋にするためには、幾つかの照明を組み合わせることが必要です。カフェやレストランに足を運んだ時に、その照明に注意してみると良くわかります。例えば日中の窓からの光があるために、照明をあまり使わない雰囲気と、夜の雰囲気が全く違うことに気づくと思います。複数の照明を組み合わせて使う夜の雰囲気は、かなりお洒落なものです。
【照明の種類を把握する】
組み合わせるべき照明器具にどのようなものがあるのかを知っておくことは大切です。まずは天井に取り付けるタイプのものがあります。最も一般的に使われるものがシーリングライトと呼ばれるものです。デザインのお洒落なものにシャンデリアのようなものやレールタイプと呼ばれるものがあります。そして天井から吊るすタイプにペンダントタイプがあります。また、強い光でスポットを照らすスポットライトがあります。次に壁に引っ掛けるタイプのブラケットと呼ばれるものがあります。主に廊下などで使用されるものとなります。さらに床に置いて人の目線あたりに光を灯すスタンドライトがあります。その他にテーブルランプやフロアランプなどで部屋の雰囲気を演出することになります。
【照明のインテリアのコツについて】
お洒落な雰囲気の部屋にするためには、幾つかの照明を組み合わせることが必要です。そこで意識する必要があるのは、全般照明と部分照明です。部屋全体を照らす照明器具と部分的に照らす照明器具との組み合わせを考えることで、雰囲気の出る部屋にすることができます。また、どの程度の明るさにするかも大切な要素となります。照明には蛍光灯と白熱灯がありますが、それぞれに必要とするワット数というものがあります。一般的なワンルームの広さである6畳の広さで必要となるのは、蛍光灯で60〜70ワット、白熱灯で200〜300ワットとされます。複数の照明を組み合わせる時に、このワット数にも注意する必要があります。
【お洒落な演出をするためのコツ】
実際にどのように部屋をお洒落に演出するかという話になります。まず通常のシーリングライトで天井から照らす形の場合、部屋が均一に照らされて明るいのは良いのですが、全く濃淡や陰影が無いためにお洒落とは言えないものとなります。そこで明かりを抑えてみると、確かに落ち着いた雰囲気には近づきますが、床にいくほどに薄暗くなり、生活空間としては不便なものとなります。まず全般照明の明るさを抑えた上で、部分照明をどのように使うかがポイントとなります。間接照明を天井に向けると、天井から部屋全体に光が拡散されることになります。あるいは壁を照らすことで室内に濃淡が生まれることになります。テレビやコレクションなどの後ろの壁を照らすことにより、視線を集める効果を生むことになります。次に光の高さに変化をつけることを考えます。壁にブラケットを取り付けることによって、部屋の中間部分にポイントが生まれることになります。さらにフロアライトを置くことによって低い位置にも陰影が生まれることになります。このようにポイントごとに照明を設置することで必要な明かりを確保すると共に、部屋の中に陰影や濃淡を生み出して、お洒落な雰囲気を醸し出すことになるわけです。