賃貸物件を探すにあたり、誰もが理想の部屋を探したいと思うものです。けれども家賃設定などに余裕があれば良いのですが、大抵は少しでも家賃を抑えた中で探すことになるのではないでしょうか。そしてとりあえず賃貸物件のサイトや不動産屋で物件探しをしてみる人も多いものです。
そこで多くの人が実感するのは、好条件となる物件はすぐに決まってしまうので、なかなか良いものが見つからないということです。そこで、まず自分が本当に求めるべき理想の条件をはっきりさせて、その上でどのように探すのかを知っておく必要があります。
理想探しは引き算で
賃貸物件を選ぶ上でのポイントは、家賃と立地、部屋の間取りや広さです。この全てが理想となる部屋は現実にはなかなか見つかりません。探している間に、本当は住み心地の良い条件であったものが無くなっているという事態にもなりかねないものです。
そこで現実的に考える必要があります。まず3つのポイントの中でどれを重視するかを考えます。大抵は家賃設定をすることになるので、その条件で立地か部屋の広さかを選ぶことになります。妥協できる方を選ぶことになるわけです。
通勤時間を少しでも短くしたいのであれば、部屋の広さを妥協することになります。そして通勤経路を調べて負担のかからない乗り換え経絡などを調べることが必要となります。部屋が狭くなることに対しては、収納を確保するか、それとも生活空間を少しでも確保するかによって物件を選ぶことになります。
一方で部屋の広さは妥協できないとなれば、職場から離れた立地で探すことになります。帰りが遅くなることを考慮して、遅くまで開いているスーパーがあるか、あるいは食事ができる飲食店が駅の周りにあるかをチェックすることになります。
ライフスタイルによる物件選び
自分の理想となる部屋がどのようなものか、実は結構難しいものです。
例えば将来持ち家が欲しいと思うのであれば、極力家賃負担は減らしたいものです。そのためには、現在の暮らしは多少制約を受けることを理解する必要があります。つまり、理想とする住まいは何も現在だけのことではなく、将来も見据えることが必要というわけです。
賃貸暮らしを続けるのであれば、何度も引越しをせずに済む立地を探すことが大事です。また、荷物が多い生活なのか、逆に荷物を減らして生活スペースを広く確保したいのかも大事なポイントです。同じ専有面積でも、収納スペースを多く取れる間取りを選ぶなどの工夫が必要となります。
デザイナーズマンション
物件自体も、どのようなタイプのものを選ぶのかは大事な要素です。
大抵の賃貸マンションは少しでも借り手がつきやすいようにと、無難な間取りにしていることが多いものです。個性が無いと言うこともできます。そこで自分が理想とする間取りなどがあれば、デザイナーズマンションを検討するのもひとつの手段となります。
ある意味借り手を選ぶような攻めた間取り設計となる物件も多くあります。その中で理想に近いものを選ぶことも可能となります。また、子供がいる居住者が少ないので、飛び跳ねたりする騒音に悩まされるリスクは軽減されます。
物件探し
自分が求めるべき部屋の姿がある程度絞られたら、物件探しに移ります。
まずはネットで情報集めとなりますが、掲載されている中から条件に合うものを見つけ出すのは難しいものです。そこで、可能であれば不動産屋に足を運ぶことをお勧めします。ネットに掲載される前の物件も多くありますし、またオーナーから専任で任されているネットに載らない物件もあります。また、希望条件を伝えておくことで、物件情報を知らせてもらうこともできます。
最後に
このように、理想の物件探しをするためには、闇雲に情報を集めるのではなくある程度条件を絞ることが大切です。すると意外にも、これまで排除していたような条件が実は自分の生活に合うということがわかることもあります。そうなれば、物件探しの幅も広がることになります。