引っ越し費用はいくらくらいかかる?

引っ越し|料金

9月になれば、転勤を伴う引っ越しが多くなります。引っ越し料金は時期によって変動するので、繁忙期となれば割高にもなるわけです。そこで引っ越し料金はどのように決まるのか、また安くするにはどのようなポイントに注意すれば良いのかを挙げてきます。

 

 

時期によって変わる引っ越し費用

 

時期|引っ越し

 

引っ越し費用は業者によって違いますし、荷物の量や距離によっても変わってきます。SUUMOが発表している相場料金は、5月から1月の通常時期での全国平均相場は、荷物の少ない単身者で41,926円、2人家族で70,564円となっています。繁忙期の2月から4月はそれぞれ48,849円、89,564円となります。さらに細かく見れば3月が最も高く、その後下がり続ける料金は9月に上昇し、また下落して11月が最も安くなるという傾向が見られます。

 

これは転勤や入学といった移動が伴うことが背景にあります。3月が最も高いのは、入社や転勤、入学シーズンを控えているためです。

 

 

引っ越し費用の内訳とは?

 

引っ越し費用は時期によってのみ変動するわけではありません。ほとんどの業者は、トラックの大きさと引っ越す距離によって費用を算出しています。見積もりを依頼すると、まずどの程度の荷物があるのかを聞かれることになります。これは、どの大きさのトラックを手配すれば良いのかを把握するためです。

 

国土交通省が定めている基本料金の目安は、2トン車と4トン車、6トン車までの3段階に分かれて算出されています。距離は110キロまで、150キロまでと200キロまでに分かれます。さらに一定距離が増すごとにいくらという形で料金は増えていきます。実際の料金は業者それぞれが独自に定めています。

 

また、単純にどの大きさのトラックを使うかといった料金設定とは別に、大型の家電や家具を運搬する場合には別料金を設定することが多いものです。例えば大型の冷蔵庫や解体できないようなクローゼットなどです。

 

 

割り増し料金について

 

引っ越しにも条件によって、割り増し料金というものが提要されます。例えば一般的に引っ越しを行うのに都合の良い休日や祝日は、予約が集中します。そのために割り増し料金が設定されることになります。あるいは深夜や早朝といった時間帯も数割アップします。さらに雪が多い地域の場合には、冬季割り増しというものもあります。

 

他にも、車両留置料というものもあります。これは引っ越しの距離が100キロを超えると適用される割り増し料金となります。荷物を積み込んだり搬出するためにトラックを停めている時間によって加算される仕組みとなっています。例えば6トン車以下であれば120分までは無料で、6トンを超えれば150分までは無料となります。けれどもこの制限時間を30分超えるごとに、料金が加算されていきます。

 

さらに、大きな荷物を窓から搬入するような場合、リフトやクレーンを使うことになります。この場合、特殊機械使用料というものが発生します。

 

 

有料オプションサービスについて

 

引っ越しに伴って発生する作業には、オプション料金が適用されます。例えばエアコンを引っ越し先に持っていくような場合、その取り外しと取り付けの費用が発生します。他にもテレビのアンテナも同様に、取り外しと取り付けの費用が必要になります。

 

 

注意したい追加料金について

 

事前に見積もり料金を算出し、いざ引っ越しとなった際に追加料金が発生するケースがあります。電話のみで大まかな査定を行う業者の場合、実際に現地で分かることが色々とあるからです。例えば道路の幅が狭いためにトラックを近場に停めることができず、周辺の駐車場に停めて作業する場合があります。このようなケースでは駐車場の料金などが加算されます。また想定したよりも荷物が多く、用意したトラックでは運びきれない場合にも追加料金が加算されます。また当日までに不用品の処分ができずに業者に頼む場合にも、料金が発生します。特に繁忙期となると不用品の処分は予約が取れなくなることもあるので注意が必要です。

 

引っ越し|ピアノ

 

また、引っ越し業者では扱わないものもあるので注意が必要です。例えばピアノは専門業者でなければ搬送してもらえません。美術品や骨とう品など破損する可能性があるものも、やはり専門業者に依頼する必要があります。当日になって断られるとなると部屋を引き払うことができなくなるので、事前に確認しておくことが大切です。

 

 

引っ越し費用を安くする量の見積もり方

 

引っ越し費用は荷物の量に比例して増えていきます。正確に言えば、荷物を梱包する段ボールの数によります。わずかな個数でも運びきれない段ボールが出れば、トラックの大きさは1段階大きくなってしまいます。そのために見積もり時には少し余裕を持ってトラックの大きさを決めることになります。

 

段ボールに梱包できない家具は別として、他の荷物は重さは関係ないことが分かります。そこで段ボールの数を減らしたいという場合には、かさばる荷物から処分すると良いでしょう。

 

家電が古くなったために買い替えを検討しているのであれば、引っ越しを機会に処分するのも良いでしょう。その分引っ越し費用が安くなるからです。ただし古い家電を運んだ方が安いのか、それとも処分してから引っ越し先で買った方が安いのかを迷っているのなら、そのまま運んだ方が良いかもしれません。トラックの大きさが変わったとしても、家電を購入できるほどの違いは無いからです。

 

 

引っ越し費用を安くする方法とは

 

引っ越し費用を安くするためには、まず複数の業者に見積もりを出して比較するのが基本です。業者ごとに料金設定の方法が異なり、同じ荷物や引っ越しの距離であっても算出される料金は異なるからです。あるいは、一度利用したことのある業者に頼むと割引をしてくれるケースもあります。

 

特に引っ越しシーズンの繁忙期で安くしたいという場合には、1ヶ月以上前に予約を入れるなど早めに依頼すると良いでしょう、

 

不要なものは極力処分するか、あるいは買取センターなどで引き取ってもらうと良いでしょう。粗大ゴミは繁忙期では予約を取るのが難しくなるので、早めに対処する必要があります。特に年度末は色々と忙しくなるので、早めに処分するものを決めておくことが大切です。

 

もし時間に余裕があるならば、作業時間を指定しないという方法もあります。このような予約の入れ方をすれば、引っ越し料金が安くなる場合があります。業者が空いている時間に予定を入れるので、混雑時に比べると割安にしてくれるというわけです。

 

また、引っ越しサービスには様々なパックプランというものがあります。例えば単身者パックや長距離移動に便利な混載便など色々とあります。混載便とは、同じ方面へ引っ越しをするお客の荷物を1台のトラックに積み込んで運ぶものです。自分の引っ越しのケースを考えて、どれか適するものがないかどうかを調べてみるのも良いでしょう。

 

 

終わりに

 

引っ越しの料金内容について挙げてみましたが、基本は距離とトラックの大きさ、時期によって金額は決まってきます。あとは業者ごとにそれぞれ異なる料金体系を持っているので、複数に見積もりを依頼してみるとかなり安く提示するところが出てきます。また、少しずつ自分で荷物を処分したり、割安プランを調べるといった工夫をすることで、かなり安くすることができます。

 

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