住めば都といわれます。見ず知らずの街であっても、住んでいるうちにその街の良さが見つかり愛着が湧いてくるくるものです。街の良さや愛着が湧くポイントは人それぞれに違うはずですが、それをどんな時に見つけ、気づくのでしょうか。
一人暮らしや単身赴任のサラリーマンにとっては、食事や飲みに行ったりするのに便利なことが「魅力」と映ることがあるようです。例えば名古屋では、名古屋駅前や栄周辺はさまざまな店が集中し、金曜日の夜ともなると、そんな人たちでごった返します。地下鉄やバスなどの交通網も充実しているので「遅くまで飲んだりしていても帰りも安心」という声がよく聞かれます。
おしゃれな女性たちには、センスの良いファッション関連のお店が多いことが何よりの魅力かもしれません。お気に入りのお店で選んだ洋服で出かけた初めてのデートで、相手の男性から「似合っているね」なんて褒められたら、この街に住んでてよかったと舞い上がるかもしれませんね。
家計を預かる奥さんにとっては、買い物が便利なことが大きなポイントになります。例えば大型スーパーがすぐ近くにあるマンションに住んでいる奥さんは、2~3分歩けば買い物ができる便利さに大満足。買い物に便利ということは、一度に大量に買わず、その日欲しいものだけを買えるので、いつも新鮮な食材を食卓に出せるというメリットにつながります。時には値段が大幅ダウンされる夜の9時ごろに再び買い物に出かけてお値打ち商品をゲットすることも可能。「買い物に便利なマンションにして大成功だったわ」と笑顔をこぼす瞬間かもしれません。
ちょっと意外なのは、繁華街の一角でマンションを借りて住んでいる女性が多いことです。酔っぱらいの声などがしてうるさいのではと思うのですが、「残業などで帰りが遅くなっても街が明るいので安全」というのです。物騒な事件が相次ぐ昨今、これも魅力と言えるのかもしれません。
一般に都市部に住んでいる人は、「通勤など交通の便が良い」「美術館やコンサート会場など文化施設が近くにある」「ゲームセンターなど遊ぶ場所がある」「おしゃれなケーキ屋さんやカフェがある」「病院が近いから便利」といったことを魅力とみているようです。その一方、閑静な地域に住む人は、近くに野鳥が飛んできて居ながらにしてバードウオッチングができる、近くで畑を借りて家庭菜園が楽しめる、といった声も聞かれます。
それぞれの「住めば都」です。
今住んでいる街の良さに気付いた瞬間
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