あえて魅せる!トイレ空間のコーディネート術

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毎日使うところでありながらも、案外と無頓着となりがちなトイレですが、ちょっとしたコーディネートを行うことで雰囲気は大きく変わるものです。いつも綺麗にしておきたいところですから、手入れをしやすいような空間にするのも大切なポイントになります。

【陰影を持たせると雰囲気が変わる】

トイレといえば照明は電球だけというケースがほとんどです。天井に設置された照明から単に照らすだけではなく、間接照明を利用することでトイレはお洒落な空間に変わります。遊びに来たお客さんにも遠慮なく利用してもらうことができるようになります。方法としては、壁の一面を照らすように照明を設置してみたり、あるいはちょっとした棚を置いて観葉植物を置き、そこに光を当てるような形もあります。あるいは天井の照明に造花植物を絡ませると、そこで乱反射した光が不規則に壁を照らすようになります。デザイナーズマンションのようなお洒落な物件には、このようなトイレの間接照明は非常に効果的な演出をしてくれます。

【観葉植物を置く】

間接照明でも取り上げましたが、トイレに観葉植物を置くと雰囲気がかなり変わります。けれども多くのマンションの場合、トイレ空間はそれほど広くは無いものです。観葉植物を置くような棚を設置している物件はそれほどありません。そこで、コーナーに置ける棚を用意するなど工夫をして、植物を置く場所を確保します。あるいは、水のタンクの上のスペースを利用することもできます。ただ、どのような植物を選ぶかも大切なポイントです。普段は暗く、また湿気も多いことを考慮することが必要となります。日陰でも育つアイビーはお勧めです。たまに日光に当ててあげる必要はありますが、濃い緑色が映えるものです。白い鉢植えに鮮やかな緑が似合うシュガーバインも耐陰性があります。一週間に一度程度は日光浴をさせてあげれば、葉は鮮やかな色を維持します。

【便利グッズを利用する】

トイレ本体やタンクにインテリアシールを貼ると、雰囲気はまたかなり変わります。すぐにはがせるので賃貸物件でも手軽に利用できる便利グッズです。また、床にタイルを敷くのも効果的です。モノトーンで統一したり、あるいはカラフルな色彩にするなど好みに合わせて選ぶことができます。また100均などで材料を購入してタンクを隠すと、落ち着いた感じになります。パイプなどによる隙間が無くなることで、日常空間のように認識できるのが理由のようです。デザイナーズマンションの三点ユニットバスの場合、白いタイル調のはがせる壁紙を貼ると、まるでホテルのような雰囲気を演出することもできます。ポイントは狭い空間なので、その空間を狭くするようなものをおかずに壁紙をチョイスすることで、その狭さが逆に落ち着いた雰囲気を感じさせるようになります。

トイレ空間は狭いだけに、それほど大掛かりな演出をしなくても雰囲気を出せるものです。できる限り生活感が出ないように、トイレットペーパーや掃除用具は隠せるように収納し、観葉植物を置いたり白いタオルを重ねて置いておくと雰囲気が出てきます。よくトイレで本を読むケースがありますが、風水的には避けた方が良いようです。それでも本を置くことで落ち着けるのであれば、ディスプレイとして棚に飾っておくのも良いかもしれません。そして大切なのは、こまめに掃除をすることです。狭いだけに埃などがすぐに積もるようになります。観葉植物はたまに日光に当ててあげることも忘れてはいけません。普段は真っ暗な中にいるわけですから、手をかけてあげることが大事です。間接照明を利用するなどによって非日常空間を演出したり、好きな絵柄などの壁紙を貼るなどの落ち着いた空間を感じることができるような工夫を凝らすことができれば、満足できる場所になることでしょう。

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