
賃貸物件探しに常につきまとうのは、家賃と理想とのバランスをいかに取るかではないでしょうか。ちょっと広めのお洒落なデザイナーズマンションで通勤の便も良くて、買い物環境も申し分ない物件は家賃が高い。そこから少しずつ職場から遠ざかり、物価が安めの地域を探して広さを抑える、そして無理のない家賃の物件を探すのが通常です。もちろん、中には掘り出し物の物件もありますが、なかなか見つからないものですよね。そこで発想を変えて、生活のランニングコストを抑えることが可能な物件を選ぶというのはどうでしょうか。光熱費を下げることができれば、その分家賃にも余裕が生まれます。そんな物件探しのためのポイントを幾つか挙げてみます。
【照明はLEDシーリングライトが断然お得】
電気代を考慮すると、蛍光灯よりもLEDシーリングライトの方が電気代はかなり削減されます。様々なタイプのものがあるので、一概には何パーセント下がるかは断定できませんが、日中電気を付けておくことが多いのであれば、かなり削減できます。ただし、このLEDシーリングライトは蛍光灯のように、寿命がきたらライトだけを交換というわけにはいきません。器具ごと全て交換することになりますし、その価格はまだ高いものです。最初から取り付けてある物件を探すのがお得です。最新のデザイナーズマンションであれば、標準装備しているものもあります。
【断熱性の高いマンションを選ぶ】
光熱費の中でも多くを占めるのが、冷暖房などの空調に関わるものです。まず、その冷暖房効果の高い物件を探すことになります。ポイントは内装の断熱処理をどのように施しているかです。やはり比較的新しいマンションは、断熱処理をきちんと行っているものが多いです。デザイナーズマンションでもそのような物件を見ることができます。そして出来れば、窓は複層のペアガラスになっていると、外気の影響を受けにくくなります。また、予算の関係でどうしても古い物件でないと、という場合には、せめてエアコンが新しいものに交換されているものを選びましょう。エアコンは10年も経つと熱効率がかなり変わります。
【部屋の位置も重要】
賃貸物件で人気の高い部屋といえば、角部屋や最上階です。また大きなサッシからの明るい日差しも気持ち良いものです。けれども、これらは光熱費という点から見ると効率は良くないものです。角部屋は側面の壁から外気の影響を受けやすいですし、最上階は屋上からの太陽の熱を受けて、夏場は冷暖房の効きが悪くなります。光熱費を抑えるという点で考えると、両側を他の部屋に挟まれた方が良いものですし、また下の階の方が壁が厚くなる分断熱性は高まります。窓もできる限り小さい方が、外気の影響は受けにくくなるものです。幹線道路や電車の線路近くの物件の場合、防音対策でペアガラスを使っているものが増えます。また、天井も高くない方が室内の空調を少ない電力で整えやすくなります。デザイナーズマンションのように造りに凝っている物件であれば、二重天井となるものがあるので断熱性はさらに高まります。ベランダへの出入りもサッシではなくドア式であれば、さらに気密性は高まります。
あくまでもこれらは、光熱費を抑えるための条件として挙げられる部屋です。断熱性や気密性が高まれば、防音効果も高まります。また結露も発生しにくくなるので、カビが発生することも少なくなります。暮らしやすさという点ではかなりポイントの高い条件となるわけです。また、賃貸ではまだ少ないものですが、電力の自由化を受けてオール電化物件も増えてくると見られています。このように光熱費の安さという視点で物件選びをすると、選択肢の幅はかなり広がるようになります。立地や部屋の広さなど、妥協するものが少なくなり、より満足できる住まいを見つけることができるようになります。


