今回のオーダーは新婚のご夫婦からのものです。ご夫婦の雰囲気がこなれた感じなので、インテリア全体の雰囲気はブラウンやベージュで統一してみました。そして落ち着いた雰囲気ながらも、照明は華やかなものを選ぶなど、新婚生活らしい感じを演出してみましたのでご覧ください。
アースカラーでの統一によりこなれ感を
落ち着いた雰囲気のインテリアのポイントは、ナチュラルなアースカラーで統一することです。通常は赤や青などのアクセントカラーを取り入れるところですが、今回は同じ系統の色で統一させています。
そこでポイントとなるのは、彩度や明度の違う同系色とすることです。そのためにはまず最初に、基準となる家具を決めます。
ご夫婦のインテリアの基準を考える時は、まずソファから決めるとよいでしょう。2人暮らしのインテリアでは、お互いに居心地の良い空間を作ることを第一に考えます。
今回は新婚のご夫婦ということで、ソファでおふたりが座ることが多いと考え、そのソファを基準としました。落ち着いたブラウン・ゆとりのある3人掛け・ナチュラルな質感の布張りという条件で探し、選んだ商品はFISのレース3Pとなりました。
このソファをベースに、ほかの家具の質感や色を選ぶことになります。。まずテーブルは明るい茶色・丸みのあるデザインを条件に選び、HOMEDAYのサボントライアングルというものに決めました。これは高さの異なるふたつの三角形のテーブルで、広げたりコンパクトに重ねたりと、形を自由に変えることができるものです。テーブルの下に敷くラグマットはさらに明るい色調の、モリヨシのブロアムという商品を選びました。明るめの家具を入れることで、リビングに広さも感じるようになります。
ダイニングテーブルも明るい色調で
ダイニングテーブルの色もローテーブルと合わせて、床よりも明るい色を選んでいます。今回のクライアント様は新婚のご夫婦ということで、ひとつこだわったところがあります。インテリア全体をこなれ感を出した落ち着いた雰囲気にしていますが、同時に華やかさも出したいということです。そこでテーブルを明るくすることで、ともすればぼんやりしがちなアースカラーのインテリアにメリハリを出すことができます。選んだダイニングテーブルはHOMEDAYのDY-22N、ダイニングチェアはDC-152です。
照明にも華やかさを
明るいテーブルに加えて、照明にもこだわりました。ソファのあるリビングスペースにはシャンデリアタイプ、インターフォルムのLT-2339という商品を選んでいます。ダイニングテーブルの上には、エルックスのファセッタというペンダントライトを取り付けました。24枚のシェードが光のグラデーションを生み出す、北欧デザインのおしゃれな照明です。
大開口のサッシに合うカーテンを
今回のお部屋は、LDKがバルコニーに対して横向きとなっています。そのため大開口となるサッシに合うカーテン選びが重要となります。存在感が大きいために、このカーテンの印象で部屋のイメージも大きく変わるからです。
そこで色合いそのものは地味なアースカラーで統一しているので、そのデザインは豪華なものにしました。ヒダが多く、カーテンを開いた時にはすっきりとまとまる、スミノエのD7792という商品を選びました。
テレビボードは隣接する部屋に
バルコニーに対して横向きのLDKは、外からの明かりを大きくとれるというメリットがある反面、家具の配置に難儀することがあります。今回のお部屋も、広い壁側はサッシと廊下へのドアやクローゼットがあります。また横側は片方が隣接する部屋への引き戸となり、もう片方はダイニングスペースにあります。
そこで今回テレビボードは、隣接する部屋に置くことにしました。ダイニングテーブルからも正面に位置するので、食事をしながら観ることもできます。テレビボードはHOMEDAYのLV-85-165を選びました。
おわりに
いかがでしょうか。今回はカラーを統一することで、こなれ感を出しつつも照明などのデザインで華やかさも演出してみました。新婚のご夫婦や、これから結婚を考えている方の参考になればと思います。
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