今回のご依頼は「白い部屋を」とのご要望です。明るく清潔感のある雰囲気をご希望とのことで、インテリアは白を基調としたものにまとめています。白い部屋でいかに落ち着いた雰囲気を醸し出すかがポイントになっています。
仕上がりのポイント
お部屋のイメージとしては、真っ白な海外風の雰囲気に仕上げています。ヨーロッパのフレンチスタイルで、ナチュラルテイストな感じにしています。予算の都合から、スタイルプラスのセットプランを利用してまとめてみました。
家具はすべて白で統一
真っ白な部屋にするために、家具は基本的にすべて白で統一しています。
ソファは「キャスト(サンコウ)」というレザー製のものを選びました。白は汚れやすいので、手入れをしやすいレザー製のソファがおすすめです。ファブリックに淡いカラーのクッションも置いています。
TVボードも同じく白で、サンコウの「ラッシー120」というものを選んでいます。
ガラス製のローテーブル
今回のインテリアの注目は、ソファとTVボードの間に置いたローテーブルです。
もちろん、このローテーブルも白を基調としたデザインになりますが、天板はガラスになっています。
白は膨張色でもあるので、ローテーブルでも大きなサイズになると、かなり存在感があります。その分、部屋も狭く感じることになるので、ガラスの天板にして圧迫感をなくしています。選んだ家具は「ラブⅡ(総合家具)」です。
ローテーブルの下には白とグレーでデザインされたラグマット、「フランセル(イトガ)」を置いています。ガラスの天板を透過して見えるので、おしゃれ感を出しつつもリビング全体の白い印象をじゃましないようなデザインを選びました。
カーテンももちろん白で
カーテンも白を選んでいます。チョイスしたのは西本商事の「URエコプレーン」という商品です。遮光性もあり、西海岸風インテリアを演出するのに役立つ商品です。
白いカーテンは部屋を広く見せる効果がありますし、風水的には気持ちをリセットする効果があると言われます。仕事から帰って疲れていても、この白いカーテンのあるリビングで気分を変えることができると思います。
リビング照明はシーリングランプでおしゃれに
ガラスのローテーブルの上に位置するリビング照明には、インターフォルムの「LT-2729」という商品を選びました。
これはシーリングランプが5つ並んだ多灯シーリングランプです。ミニクリプトン球をガラスセードで多い、ランプはそれぞれ向きを変えることができます。
クリプトンの柔らかな明かりをさまざまな方向へ向けることができるので、部屋の中に陰影をつけることができます。白い部屋も明るくなりすぎず、落ち着いた雰囲気を生み出せます。
白い部屋のインテリアにおける注意点
今回のように白い部屋にするインテリアでの注意点は、いかに落ち着いた雰囲気を出すかということです。
真っ白な部屋というのは心理的に落ち着かないものです。清潔感はありますが、実際に長い間いると疲れを感じるようになります。
そこでいかにして落ち着いた雰囲気を出せるかがポイントとなるわけです。
今回は床に敷いたグレーを取り入れたデザインのラグマットと透明性の高いローテーブル、そして光で陰影をつけられるシーリングランプが落ち着いた雰囲気を生み出しています。リビングは疲れを癒す空間でもあるので、いかにして居心地の良さを演出するかが大きなポイントになります。
まとめ
白い部屋は清潔感があるので人気がありますし、白い家具を手に入れるのも難しくありません。しかし単に白い家具を置いてしまうと、落ち着いた雰囲気を出すのが難しくなります。そこで照明の明かりやラグマット、ファブリックなどで陰影や色を加えて、リラックスできる空間に仕上げることが大切です。
◇今回ご紹介したお部屋はこちら