【知らなかった!】一人暮らしのお部屋で陥りがちな失敗と後悔

一人暮らしの部屋の選び方は人それぞれ違います。そしてすべてに満足できる物件は見つからないとなれば、何かしらを妥協することにもなります。

しかし住んでみて、失敗したと後悔するようなことは避けたいものです。そこで実際に住んでみてから後悔するような失敗にどんなことがあるのかをご紹介します。

デザイナーズマンション賃貸のスタイルプラス

1 駅までの時間が思った以上にかかる

毎日の通勤で駅から物件までの距離は大事な要素です。人によって負担を感じる歩く時間というのは違うからです。

しかし物件を内見する際に、駅から車で案内されるケースが多くあります。そこで自分の足で、何度も駅と物件の間を歩くことをオススメします。

2016年にat homeが発表した30歳未満の学生・社会人の部屋探し調査によると、社会人の現在の部屋から駅までの徒歩の所用時間は次のようになっています。

29.6% 10分以内

19.4% 15分以内

17.8% 5分以内

14.9% 20分超

9.2% 20分以内

9.1% 3分以内

他にも信号待ちをする時間や、踏切で待たされる時間も実際に現地で確認しなければわかりません。できれば通勤時間など、時間帯を変えて確認しておきたいものです。

2 窓から向いのマンションの部屋とご対面

特に女性はセキュリティ面に関しては、物件の選び方としては十二分に確認をしておきたいものです。そして案外と気づかないものとして、部屋の窓の先にある部屋からの視線があります。

建物が密集する場所では、窓の正面の建物に注意が必要です。向かいにも同じような位置に窓があると、その住人から部屋の中が丸見えになる恐れもあるからです。

お互いに視線が気になるものですし、カーテンを開けることができないと室内に光を取り入れることもできなくなります。内見の際には正面の窓の位置もしっかりと確認しておきましょう。

3 ベランダに洗濯物を干してはいけなかった

賃貸マンションには、住む上で注意すべき規約が定められています。中にはベランダに洗濯物を干すことができない物件もあるので注意しましょう。

これは物件の内見時にも気づかないことが多いケースです。住んでから洗濯物を干したところ、注意されてわかるということもあります。

理由はさまざまですが、景観の問題や高層マンションのように安全面における理由などそれぞれ異なります。住んでから後悔することがないように、規約にもしっかりと目を通すようにしたいものです。

4 エレベーターがなかなか来ない

高層マンションの選び方では特に注意が必要なのが、エレベーターの使い勝手です。朝の通勤時間などは多くの人が利用するために、なかなかエレベーターが来ないというケースがあります。

またエレベーター自体は基数が多くても、実際にはすべてを動かしていないという場合もあります。さらにエレベーターに乗ることができても、下に降りるまで各階に止まるために時間がかかるという問題もあります。

5 飲食店が多く、夜までうるさい

これも日中の内見時にはわからないことです。仕事の帰りが遅くなった時に夜に飲食店が開いていると便利なものですが、物件の近くにお店があるとお客の話し声などが気になるものです。

特に居酒屋などがあると、夜遅くまで大きな声に悩まされることになります。近場に飲食店がある物件は、遅い時間にも現地に足を運んで確認したほうがよいでしょう。

6 隣の声が丸聞こえ

集合住宅であるマンションの場合、音に関する悩みが多いものです。特に上階の足音などが気になるというケースは多いものですが、案外と隣の音が聞こえるというケースも少なくありません。

LIXIL住宅研究所が2015年にリリースした「賃貸住宅に関する調査報告」によると、賃貸住宅の機能性で不満があると回答した比率の高い上位ものは以下のようになっています(複数回答あり)。

27.5% 上階の足音や声が響く

24.8% 断熱効果が弱く、夏暑く、冬寒い

23.5% 風通しが悪く、湿気がこもり、カビが生えやすい

23.1% 壁が薄いため、隣室や外の音がうるさく、室内の音も外にもれる

ちなみに築年数ごとに調査をしてみたところ、上階の音は築年数による違いはさほどありませんが、隣の音漏れは築年数が古くなるほど回答数が多くなっています。

また、コンクリート造りのマンションなら隣の音は聞こえないだろうと思いがちですが、実際にはそうとも言えません。たとえば高層マンションの場合、建物全体を軽量化するためにコンクリートを使わずに乾式の間仕切壁を使うケースが多いものです。これは声も聞こえやすくなりますが、衝撃音が伝わりやすいのでドアの開け閉めの音が気になります。

もちろん低層マンションでも、コスト削減のために戸境に乾式間仕切壁を使うことがあります。先の調査結果では、実は築年数5年未満が築年数10年未満よりも不満ありと回答した数が少しですが多くなっています。一概には言えませんが、建築コスト削減の影響によるということも考えられます。

音に関する問題も、実際に住んでからでないとわからないものです。できれば時間帯を変えて、隣の人がいる時に内見をして音漏れの確認をしておきたいものです。

7 収納の少なさ

マンションは特に居住空間を広く確保するために、収納は少なくなります。洋服以外にも寝具などを収納できる空間があるのかどうかなど、事前に測って確認しておきたいものです。

キッチン周りも、特に女性の場合には上の収納に手が届くか確認をしておきましょう。シンク下のスペースや、ほかに食器などを収納できるような場所があるか確認しておくことも大事です。

クローゼットなどの収納が少ない場合、代わりに収納家具を置いたり、あるいは突っ張り棒などで棚が作れるスペースがあるか確認しておきましょう。

8 コンロが一口しかない

単身者向けの物件には、コンロが一口のみといつケースが多くあります。自炊する場合には、やはりコンロは二口は必要です。

一口コンロでも効率よく料理する方法などが本などで紹介されています。しかし仕事で疲れて帰ってきてから、そのような料理ができるのかどうかを考えたほうがよいでしょう。

疲労感がある時には、料理も手早く済ませたいものです。あれこれと段取りを考えて料理をするのは、余裕があれば楽しめるかもしれません。しかし疲れている時には面倒に感じて、結局自炊をしなくなって食費の負担が増えるということにもなりかねません。

それならば多少は家賃が高くなっても、コンロは二口以上ある部屋を選んでおいたほうがよいでしょう。

9 スーパーが遠い

賃貸物件の選び方で大事なのは、生活するに便利かどうかよりも、不便がないかどうかです。その点、買い物に不可欠なスーパーが遠いというのは致命的といえます。

たとえば駅の近くにスーパーがあるとしても、それが賃貸物件と反対側の改札口となると不便です。一度反対側の改札から出て買い物を済ませて、再び駅に戻ってから帰ることになるからです。

歩く距離が同じならば、駅近くよりも家の近くにスーパーがあるほうがまだ負担は軽くなります。重い荷物を持って歩く時間が少なくなるからです。その点も考慮して賃貸物件の選び方を考えるとよいでしょう。

コンビニさえあればよいという方もいるかもしれません。しかし日用品などの買い物も必要なので、スーパーが近場にあるかどうかをチェックしておきましょう。

10 部屋が狭い

限られた予算で何かを妥協しなければならないとすると、部屋の広さよりも通勤などの利便性を優先する人も多いと思います。しかし居住空間はある程度確保しておかないと、あとで後悔することにもなりかねません。

部屋が狭いとストレスもたまります。同じ家賃ならば、部屋が狭くても便利な場所のほうが良いという考え方もあります。また仕事が忙しくて家に帰ってもそれほどのんびりとしている時間はないという人もいるでしょう。

しかし忙しいからこそ、ある程度の部屋の広さは必要です。2016年にat homeが発表した30歳未満の学生・社会人の部屋探し調査によると、社会人の場合は部屋探しで重視したこと第1位は「間取り・広さ」で46.6%でした(重複回答あり)。

狭い部屋に家具やモノがひしめき合っていると、狭いスペースを動くのも苦労しますし、疲れている時はストレスにつながります。ある程度の荷物がある人なら特に、部屋の広さには注意しましょう。

11 家具が入らない

花王が20〜50代の既婚女性400人に対して実施したインテリアに関するアンケートのレポート(2015年4月)によると、家の中のものはできるだけテイストを揃えたいと回答した人は77%でした。必要な家具を買う揃える際には、部屋の雰囲気を統一できるようなものを選ぶ人が多いことがわかります。

引っ越しの際に家具・家電を買い替えるという人も多いものですが、お気に入りの家具をそのまま使いたいという方も少なくないと思います。せっかく揃えたテイストをそのままに新居でも再現するためです。

しかし、新たな賃貸物件にそのお気に入りの家具が入らないとなると困ります。

面倒ですが、内見時にはメジャーで家具を置くスペースが確保できるかチェックしておきましょう。また、家具は置ければよいというものではありません。それぞれに適した置き場所というものがあるからです。後悔することがないように、レイアウトを含めて念入りに部屋のサイズを調べることをオススメします。

まとめ

引っ越しは通常は、それほど何度もするものではありません。そのために事前に周到な準備や下調べができる人は、そう多くはないと思います。

そこで実際に一人暮らしをしてみて、失敗したという意見を参考にすると役立ちます。部屋選びの時には、チェックリストを作っておくとよいでしょう。すべての条件が満足できる物件はなかなか見つからないので、最低限これだけは妥協したくないというポイントを決めておくことをオススメします。

デザイナーズマンション賃貸のスタイルプラス

参考サイト

LIXIL不満調査

https://www.lixil-jk.co.jp/pdf/150630chintai.pdf

athome 調査

https://athome-inc.jp/wp-content/uploads/2016/02/2016022202.pdf

花王のインテリア調査

https://www.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/report/pdf/12.pdf

引っ越しの際の家具購入に関するアンケート

https://www.lisalisa50.com/research20150318_5.html

-お部屋探し

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