
今回のお部屋は30平方メートルのワンルームで、ご依頼人のご要望は明るい室内をとのことです。決して広くはないお部屋を明るい雰囲気にするためにどんな工夫をしているのかを見ていただきたいと思います。
全体の仕上がり
明るいお部屋をご希望とのことなので、白を基調としたインテリアに仕上げています。そして選んだ家具はシンプルながらにおしゃれな雰囲気のあるものです。デザインをシンプルなものとすることで、すっきりとした雰囲気になります。
そして部屋を広く確保するために、ダイニングテーブルではなくカウンターテーブルを使っているのも注目して欲しいポイントです。すっきりと見せるためにベッドスペースを突っ張り棒を利用したパーテーションで区切っています。このパーテーションはスノコ状なので、ダイニングスペースとリビングスペースとを分断することなく、光も通すようにしています。
おしゃれでコンパクトなカウンターテーブル
広めとはいえ今回のお部屋はワンルームなので、ダイニングセットを置くとかなり手狭になってしまいます。そこで食事のためのスペースとして、カウンターテーブルを置きました。商品はHOMEDAYのCT-30というものです。チェアも同じくHOMEDAYのC231-Bというものになります。テーブルは白でチェアはブラウンという組み合わせです。
チェアは白ではなくブラウンにすることで、落ち着いた感じになります。カウンターテーブルは食事だけではなく本を読んだりパソコンを使ったりすることにも使えるので、長く座れるように落ち着いたアースカラーにしています。
カウンターテーブルは奥行きがそれほどないので、壁に寄せれば部屋を広く確保できる特徴があります。またダイニングテーブルよりもテーブル面が高いので、パソコンなどで作業をするのにもちょうど良い高さになります。
ベッドもシンプルなデザインを
カウンターテーブルはかなりシンプルなデザインとなっていますが、ベッドも同じようにシンプルなものを選びました。明るい部屋にするポイントは、部屋の密度を少なくすることです。つまり空きスペースを増やすことで、空気感に軽さを感じるようにするわけです。ベッドの下は空いていますが、ここには収納などを置かないのもポイントです。
ベッドの色はやはり白にしました。ワンルームの部屋は照明を明るくすると壁で光が反射して狭さを感じてしまいます。そこで、柔らかな光でも室内を明るくするために、家具は白を選ぶようにしましょう。強い光でなければ白も眩しくはありません。
それを踏まえて照明はインターフォルムのルディというペンダントライトが3つ並んだデザインのものを選びました。電球はLEDなので電気代もさほどかかりませんし、スリットの入ったカバーで光が反射するので柔らかな明かりになります。
収納家具は置かない
今回のインテリアでの家具選びはかなりシンプルなものとなっています。収納家具がない点にも注目です。
もともとお部屋に収納スペースが多いので、テレビボードやチェストなどは置いていません。ペンダントライトの照明なので、家具が増えると陰影が多くなってしまうので部屋に暗い影が増えてしまいます。
明るい部屋にするポイントは極力影ができるような家具を少なくすることです。またワンルームのようなコンパクトな大きさの部屋では、照明を明るくしすぎないというのも大事なポイントです。
まとめ
今回は部屋を広く見せるために、カウンターテーブルを置くという工夫をしました。ほかにはベッドを置く程度にして、家具の数を減らしています。
色の基本はもちろん白ですが、強い光が反射しないようにペンダントライトの照明を使うということも大事な工夫のひとつです。
◇今回ご紹介したお部屋はこちら