名古屋に転勤が決まった方の中で、どこに住めば良いのだろうかと迷っている人はいないでしょうか。東京や大阪とはまた異なる個性を持った名古屋の中でも、特に今回おすすめするエリアをご紹介します。
実際に転勤した人がどのようなエリアで満足しているのかを知れば、選ぶべき場所が見つかるかもしれません。そこで転勤した人が選ぶ街をいくつかご紹介していきます。
転勤者にお勧めの名古屋エリアの特徴
名古屋は比較的エリアによって住み心地の特徴がはっきりとしています。例えば繁華街として都会の暮らしを楽しむのであれば、栄・大須・伏見・鶴舞・上前津などが挙げられます。
転勤族が多いエリアとしては藤が丘・一社・上社・本郷あたり。住宅街として人気の高い名東区エリアですが、名古屋の中心的な路線とも言える東山線が通る場所なので、主要エリアへのアクセスにも便利です。
おしゃれな街として高い人気を誇るのは、覚王山・本山・星ヶ丘・池下・千種・東山公園などがあります。家賃は高めですが子育て環境も良く、ファミリー世帯に人気の高いエリアと言えます。
通勤などの交通の便を考えると、ターミナル駅となる総合駅をチェックするのも良いでしょう。名古屋の総合駅といえば名古屋・金山総合・大曽根などとなります。東京で言えば東京・上野・新宿に、大阪ならば大阪(梅田)・難波・天王寺に相当するような感じでしょうか。
ただし東京や大阪とは異なり、このようなターミナル駅では名古屋駅以外はそれほど繁華街などがありません。そのために買い物環境などを軸にして住みやすいエリアを探すのであれば、個別にチェックする必要があるでしょう。
続いてそれぞれのオススメエリアをご紹介していきます。
ファミリーで転勤なら本山~星ヶ丘エリアがオススメ
ファミリーで転勤するなら、地下鉄東山線の本山から星ヶ丘エリアが特におすすめです。このエリアは住みたい街ランキングでも常に上位に位置する人気エリアですが、治安が良く子育て世帯にも安心できます。
本山エリアは名古屋でも有名な東山公園があるので、休日には家族揃って出かけるのに最適なスポットと言えます。駅前にはショッピングや飲食に事欠かないお店が揃っているので、生活面での利便性も高いエリアです。
星ヶ丘エリアは文教地域としても有名ですし、星ヶ丘テラスではおしゃれなショップやレストランが多くあります。名古屋有数の高級住宅街だけあって、家賃もそれなりに高くなります。そのため生活にかかるコストは多少上がりますが、代わりに安心感や生活の利便性を得ることができるはずです。
単身での転勤なら名古屋駅エリアがオススメ
名古屋駅エリアは再開発により大きく様変わりしているエリアです。家賃相場も高くなりますが、単身者の方にはおすすめです。
ファミリー世帯と比べると、ある程度自由に自分のお金を使える単身者は自己投資にもお金をかけることができます。そこで名古屋駅エリアで様々な刺激を得ることで、色んな学びを得ることもできるでしょう。
また都市部に住むことで、時間を有効活用できるようになります。通勤時間を短縮することで、浮いた時間を習い事などの自己投資に充てることができます。また様々な商業都市での生活はプライベートも充実しますし、仕事以外にも視野が広がっていきます。家賃が高いとしても、その分自分への投資を行うことでスキルを高めることにもつながります。
また、名古屋駅周辺では再開発が活発に進んでおり、ご飯屋さんやショッピングを楽しめるところが多くあり、名古屋への初めての転勤でも楽しく暮らすことができるはずです。
オシャレな街が理想なら池下、覚王山がオススメ
東京でおしゃれな街として人気が高いのは吉祥寺や中目黒、二子玉川などではないかと思いますが、名古屋で同じような雰囲気を求めるなら池下や覚王山がおすすめです。
商業施設やタワーマンションの池下
マンション建設や駅前再開発で利便性の高さが人気なのが池下です。駅前にはランドマークとも言えるグランドメゾン池下ザ・タワーがありますが、ここを中心にしてイタリアンなどのランチも楽しめる飲食店やおしゃれなショップなどが集まっています。
コンビニも多く、安い飲食店も多いので学生も多い街と言えます。そのために治安も良く、ファミリー世帯の方も安心して住めるでしょう。東山線で栄まで7分という利便性も、池下の魅力と言えます。
名古屋有数の高級住宅地・覚王山
東京で言えば九品仏や元麻布、関西なら夙川や芦屋川のような雰囲気なのが池下の隣、覚王山です。名古屋の住みたい街ランキングでも常連となる人気を誇ります。
覚王山といえばまずイメージされるのは、フレンチやビストロ、スイーツなどのおしゃれなお店です。その一方で昔ながらの庶民的な定食屋なども残るので、親しみやすさも感じる街と言えます。
また名古屋でも人気の高い幼稚園や小学校もある文教地区でもあるので、子育てをする世帯にとっても魅力あるエリアとなります。アートギャラリーなどもあり、文化に触れることもできる地域です。
栄が徒歩圏、単身者やDINKSに人気の泉エリア
かつて城下町として栄えたことにより、今でもその面影を残す落ち着いた雰囲気の白壁。一方で名古屋では商業の中心として活気あふれる栄。このふたつの地域に挟まれているのが、泉エリアです。
多くの企業が拠点を置くビジネス街としての顔を見せる一方で、多くの寺院が存在する中にタワーマンションが建ち並んでいます。まさに職住近接を求める人にとっては理想となる環境です。
名古屋中心部の栄が徒歩圏にあることが、特に単身者やDINKSの転勤者の支持を集めています。サンシャインサカエや名古屋PARCOといった若い感性を刺激する商業施設があることも、多くの人を呼ぶ理由です。
ショッピングなどを堪能しつつも、普段の暮らしは格式も高く治安も良い泉が好まれるのです。
また、栄に出なくても、2020年9月18日にオープンした公園と商業施設が一体になった「Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)」があります。公園内に新しく誕生した商業施設『レイヤード ヒサヤオオドオリパーク)』は、全国の人気店をはじめ、多くの飲食・物販が出店し、市民の日常的な憩いの場としての役割から、ファッション、スポーツ、グルメ、コミュニケーション、リフレッシュなど多彩なサービスを提供しています。
気取らずに落ち着いた雰囲気と、商業施設などの利便性の良さが泉エリアの魅力です。
お出かけが好きなら東山沿線沿い
名古屋駅を拠点にして東西に走る地下鉄東山線沿線も人気の高い住宅エリアです。通勤にも便利ですし、地下鉄としては東京や大阪に匹敵するほど遅くまで運行しています。
前述しました、池下・覚王山・本山・星ヶ丘も東山線沿いにあります。
栄や名古屋駅まで一本で移動できる
東山線は名古屋の二大都市である栄駅と名古屋駅まで直通で行けることでも人気の高い路線となります。通勤に便利ですし、沿線の駅には住みたい街ランキングの常連も多くあります。東京や大阪では人気エリアは複数路線に点在するので、このような便利な路線はありません。
続いてすでに上記でご紹介した街以外のおすすめエリアをピックアップします。
家賃も魅力の藤が丘
東側の始発駅である藤が丘駅は、住みたい街ランキングでも上位の人気エリアです。家賃相場が高めと言われる東山線の中でもそれほど高くない住みやすさも人気の理由です。駅周辺のスーパーやレストラン、銀行などが揃っています。
教育環境に恵まれた千種・名東区
家賃は高めですが、教育に力を入れるなら名東区が人気です。転勤族も多いので馴染みやすいですし、治安も良いので安心して住めます。
名古屋の中でも特に緑が多く、住宅街なので静かな雰囲気の中で生活できます。市営バスも多く走っているので、ちょっと移動する時にも便利ではないかと思います。
名古屋エリアの特徴
名古屋エリア、いわゆる名駅エリアは再開発により高層ビルが多く建設され、商業施設も開業しています。ジェイアール名古屋タカシマヤや名鉄百官店、ミッドランドスクエアや名古屋ルーセントタワーなど多くのスポットが誕生しています。
ショッピングや食事などに事欠かない魅力あるエリアとして注目されているわけです。もちろん交通アクセスに関しても大きな利便性をもっています。乗り入れる路線も多く、あらゆる方面へ出るのも便利ですし、空港へも一本で行けます。
車社会と呼ばれる名古屋ですが、名古屋エリアは商業施設が多いだけあって、利用できる駐車場も多くあります。転勤で住む場合、駐車場の確保もしやすいというわけです。
名古屋に転勤した人が選ぶ本当に住みたい名古屋エリアまとめ
名古屋は比較的コンパクトにまとまった地域性が特徴と言えるかもしれません。その中でも基本的には、地下鉄東山線の沿線が転勤した人も満足度が高いようです。賃貸物件の家賃相場が安いエリアや、逆に高いことから治安も良いエリアなど自由に選ぶことができるからです
あるいは再開発により進化を続けるエリアも魅力ある場所として人気があります。転勤した人それぞれに生活スタイルは違いますが、いずれも住みやすい街を選べていることが分かります。