
実家から時間をかけて会社に通う方の中には、都心でセカンドハウスが欲しいと思う人もいるのではないでしょうか。仕事の拠点として、あるいは将来独立することも考慮して部屋を探している方もいるかもしれません。
今回はそのような方にご紹介したいインテリア案件です。1人暮らしをされている男性からのご依頼で、セカンドハウスのインテリアとなります。これからセカンドハウスを検討されている方にも参考になるかと思います。
シンプルな部屋のポイントは暗くしないこと
今回のご依頼で条件となっているのは、部屋のイメージをシンプルにするということです。セカンドハウスなので生活感は極力抑えたいとのご意向です。
またホテルライクなくつろげる雰囲気も欲しいということです。ただしインテリアを考える上ではシンプルというのは割と難しいものだと思います。多くの方がイメージ通りにいかないと感じるのは、何となく暗い印象になってしまうからです。
というのも、例えば落ち着いた雰囲気をするために木目調の家具を入れることで、部屋全体が重い雰囲気になりやすくなります。さらに色も茶系が多いので、さらに暗い感じになるというわけです。そこで、暗い印象とならないためにはちょっとしたコツが必要になります。
グレーを使うことで暗くならずに上品な雰囲気を生み出せる
まずインテリアのテーマカラー選びですが、シンプルかつ暗くならない色としておすすめなのがグレーです。グレーは落ち着いた大人な雰囲気を演出できると共に、他の色を引き立てる役割も持っています。いわゆる中間色なので自己主張せず、広い範囲に使っても部屋全体の雰囲気を決定付けることがありません。
そこで今回はグレーのソファを選んでみました。商品はサンコウのグリッターⅡというものですが、シンプルなデザインが上品な雰囲気を出しています。
そしてホテルライクな雰囲気を出すために必須とも言えるラグマットですが、今回はモリヨシのショアという明るいグレー色のものを採用しています。
テーブルは木目調でシックな雰囲気に
ソファをグレーとすることで、部屋全体の雰囲気を重くすることは無くなりました。そこでローテーブルに木目調のシックな雰囲気を取り入れることで、落ち着いた感じを醸し出すことができます。選んだのはMKマエダのACR1101、がっしりとしたデザインが特徴の商品です。
テレビボードもローテーブルに合わせて、木目調のシックなデザインを採用しました。商品は東谷のSO1120です。
仕事ができる環境も整えること
さて、通勤にも便利な場所でセカンドハウスを持つならば、仕事ができる環境も欲しいところです。会社で遅くまで残って仕事をするよりも、落ち着いた自宅に環境を変えることで作業効率も高まります。時短することでゆったりと休む時間も確保できるというわけです。
そこで今回は、仕事に集中できる環境を作るためにもデスクにこだわってみました。選んだ商品はHOMEDAYのSD637です。手前に引くテーブルトレイがついているので、キーボードを置くのにも便利です。直線的なデザインが都会的ですし、ウッディな雰囲気も良いのではないでしょうか。チェアも併せてHOMEDAYのDC-105を選びました。
その他の家具のご紹介
寝室はシンプルに仕上げています。ベッドはサンコウのカールを、枕元のスタンド照明は照明器具で有名はインターフォルムのハリッジです。
リビングのシーリング照明はシャンデリア調にして、くつろげる雰囲気を出しています。商品はやはりインターフォルムのLT-2340を選んでいます。
カーテンも部屋の雰囲気を暗くしないようにブルーに、商品は西本商事のものをチョイスしています。明るいブルーは部屋を暗くしないと共に、精神的に落ち着きを与えてくれます。
終わりに
いかがでしょうか。単にくつろげる空間としてだけではなく、仕事場環境と両立させるという意味で参考になるのではないかと思います。生活拠点とは異なる特殊なケースのインテリアですが、ポイントを押さえることで誰でも取り入れることができると思います。
今回ご紹介したお部屋はこちら