
今回のインテリアは、大手企業の代表者様のご依頼によるセカンドハウスにおける案件です。高級志向を前面に、生活感を出さないような雰囲気をご希望とのことで仕上げました。
セカンドハウスのインテリアのポイント
セカンドハウスのインテリアのポイントは、広い空間を確保してゆったりとくつろげるようにすることです。今回は18畳近くあるリビングですが、この空間をいかに広く演出するかを念頭に家具選びや配置を考えました。
まずカーテンはドレープのついたタイプのスミノエのもので統一しています。適度な重厚感が落ち着いた雰囲気を演出してくれます。リビングや寝室などに色を変えて設置しました。色は後述しますが、ソファの色に合わせて落ち着いたパープル系にしています。
ソファですが、部屋を広く感じるように明るいブルーを選びました。商品はrelaxformのブリストというものです。ソファの前に白いラグマット、イトガのフランセルを敷いてゆったりとしたリビングスペースを確保しています。対面の壁にはテレビボードのMK-180を置いています。このテレビボードを置いている壁はブラウンのアクセントクロスとなっているので、テレビボードは少し濃い色のブラウンとしています。これで同系色でありながら異なる色による立体感を出すことができます。
ローテーブルはテレビボードの色と合わせてブラウンのMK-110を選びました。テレビボードと同じメーカーなので、統一感を生むことができます。
ダイニングキッチンスペースはモノトーン調に
リビングスペースとは異なり、ダイニングキッチンはモノトーンでまとめています。基本的に生活感を出したくないとのことで、食事をするスペースは白とブラウンのふたつのカラーで揃えたわけです。ダイニングテーブルはあずま工芸のアルガノを、ダイニングチェアは同じくあずま工芸のTDC-9771と9779を選んでいます。あずま工芸の家具はシンプルなデザインが特徴ですが、オフィスでも使用されることがあるものです。今回のようなセカンドハウスにはピッタリではないでしょうか。
寝室もシンプルなインテリアに
寝室も極力シンプルに、普段の生活感ある雰囲気とは異なるように配慮しています。カーテンはやはりスミノエのドレープ付きのタイプで、色はアクセントクロスと同系色のライトブラウンにしています。
ベッドはHOMEDAYのBH-503を選びました。ウッドスプリングを採用したものですが、背の高いベッドヘッドが特長です。通常はベッドは眠る時にのみ使用するので、ベッドヘッドにはさほど注意は払わないかと思います。あるいは目覚まし時計やスマートフォンを置くための台がついたタイプが選ばれるのではないでしょうか。けれども今回のような背の高いベッドヘッドがあれば、ベッドの上で上半身を起こした状態で長く過ごすことができます。読書をする際に背もたれとして使うことができるわけです。セカンドハウスとして用意するベッドは、このようなタイプのものを選ぶと良いかと思います。
寝室はもうひとつ、DENを利用したものがあります。主寝室と共通するのは、背の高いヘッドのあるベッドを用意したことと、部屋をブラウンで統一していることです。ここで寝室にブラウンを使用する際の注意点があります。元々ブラウンはリラックス効果がありますが、色が濃くなると心理的に気持ちを暗くさせることがあります。ダークブラウンを使うのであれば、精神を落ち着けるベージュも使うか、あるいはベージュブラウンと補色の関係にあるブルーを使うと良いでしょう。
終わりに
いかがでしょうか。今回はセカンドハウスのインテリアということで、ちょっとしたポイントも解説しています。同じようにセカンドハウスを検討される方の参考になればと思います。
今回ご紹介したお部屋はこちら
//www.style–plus.jp/bukken/loygent_shinsakae1/o/
名古屋市中区「カスタリア新栄Ⅱ」