今回のご依頼はカップルでお住まいの部屋を大人カジュアルな雰囲気に、というものです。新婚でのインテリアの参考になると思います。
大人カジュアルなインテリアとは
今回のお部屋は50㎡ほどの1LDK、寝室もリビングも広めに確保されているので、二人暮らしには十分な広さとなります。インテリアも余裕を持って家具を配置することができます。カジュアルな雰囲気をご希望とのことで、まずはアクセントとなる家具をひとつ決めることになります。
お部屋を拝見すると、木目調の建具やキッチンが印象的に映ります。フローリングもこれらの色合いに合わせた濃い色となっています。そこでメインの家具を茶色にすることにしました。そこで選んだのが、東谷のGS-78です。アメリカンヴィンテージの雰囲気を持ったソフトレザーによるものです。室内の建具やフローリングなどよりもワントーン落とした色合いなので、存在感を持たせることができます。
そして足つきのソファを選んだのは、カジュアル感を出すためでもあります。足の無い家具は重厚感を感じるために、カジュアルな雰囲気を生み出しにくくなります。そこで今回はベッドやチェストなど全て足つきのものを選んでいます。
また、テーブルは東谷のPT-28を選びましたが、これは全てがガラスでできています。この素材感とブラックを選んだことで、大人な雰囲気を演出できます。ベンチチェアも座面はテーブルに近い色合いにして、さらに落ち着いた雰囲気を感じるようにしています。ただしこのままでは重い雰囲気になってしまうので、ラグマットは明るいグレーのモリヨシ製ショアGYをチョイスしました。
照明にもひと工夫しています。アートワークスのAW-0407Vという製品を選びましたが、アンティーク調のシンプルなデザインとなっています。
アクセントポイントに何を選ぶか
ベースカラーは茶色を使い、落ち着いた雰囲気を演出したリビングですが、ここでアクセントとなる家具に何を選ぶかがポイントになります。
そこでリビングの一面の壁がブルーであることに注目しています。このアクセントウォールをどのように演出するかを考えた末、チェアを置くことにしました。ソファがヴィンテージ系となるので、同じヴィンテージ感を演出できるような東谷のCOD-456という製品を選んで配してみました。
ホテルのような雰囲気も醸し出す製品なので、大人な感じを演出することにも役立ちます。そしてこのチェアの上に、DICLASSEのアクアというスタンド照明を置いています。室内の照明を落とせば、ブルーの壁をお洒落に照らしてくれます。
ダイニングスペースのこだわり
ダイニングテーブルには、サンコウのブリード3点セットを選びました。これはテーブルがハート型になっている独特のフォルムとなります。若い夫婦にも人気の製品ですが、落ち着いた雰囲気のリビングスペースに対して、こちらは若々しい雰囲気を演出しています。チェアもS字のハイバックとお洒落なデザインになっています。
寝室はシンプルに
リビングには色のチョイスなど色々と工夫していますが、寝室は逆にシンプルな雰囲気にまとめました。ベッドも極めてシンプルなデザインとなっていますし、両脇にも照明や観葉植物を置くための簡単なサイドテーブルを配するのみとしています。
解放的な広い部屋なので、あえて他には何も置かずにストレスフリーな空間にしています。収納もウォークインクローゼットがあるので、他に家具は置いていません。北欧インテリアのようなシンプルな雰囲気で、リラックスできる空間にしています。
終わりに
今回は大人カジュアルがテーマでしたが、いかがでしょうか。室内の建具などを生かしたベースカラー選びと、アクセントウォールを生かしたテーブルなどがポイントになっています。
今回ご紹介したお部屋はこちら
//www.style–plus.jp/bukken/rivercourt_sunadabashi2/b/
名古屋市東区「リバーコート砂田橋Ⅱ」