今回は広めの2LDKにお住まいの方からのご依頼です。深みのあるブルーのアクセントクロスが印象的なお部屋ですが、この色をコンセプトにしたインテリアをご要望とのことで提案させていただきました。
アクセントクロスに合わせたソファ選び
今回のお部屋は寝室のひとつがブルーのアクセントクロスとなっています。この色が気に入ったご依頼人様からのご要望でブルーのソファを探しました。そこで選んだのはリラックスフォームのブリスチという商品です。
こちらはファブリックの色が21色も用意されていて自由に選べるようになっています。アクセントクロスは深みのあるブルーですが、ソファは床や建具の色味が濃い茶色なので明るめのブルーを選択しました。そのコントラストによって、ソファの存在感も増しているのではないかと思います。ソファにはオットマンも付属していますが、広いリビングにはピッタリ合うのではないでしょうか。この明るい色味のソファに合わせて、ローテーブルはガラス製のアルテジャパンのYG-17を用意しました。テーブルの脚が幾何学模様となっているので、ガラスの天板と併せてシャープな印象を醸し出しています。
明るいブルーには空間を膨張させる効果があります。床とクローゼットの扉などが濃い色味なので、このソファを置くだけでリビングに寛げる効果を与えることになります。さらにラグマットにサンゲツのスタイルキットを置いています。白とグレーの市松模様となるのが特徴ですが、やはり膨張色なのでソファとの相乗効果を生み出します。
テレビボードは床材に合わせて
一方でソファに座って正面となる壁は、茶系のアクセントカラーとなっています。ここに置くテレビボードは床の色に合わせて統一感を演出しています。ここの色合いが例えばコントラストを生むようになると、何となく落ち着かなくなりリラックス効果が生れません。選んだのはMKマエダのTAL-160という商品ですが、床の色とうまくマッチしています。さらにスタンド照明としてアートワークスタジオのAW-0250を置いてみました。なかなか良い雰囲気を作り出せたのではないでしょうか。
シーリングライトにもこだわりが
リビングのシーリングライトはインターフォルムのLT-1989という商品を選びました。非対称で細いアームが伸びる独特のデザインですが、セードランプの位置も異なるので細かな陰影を与えることができるようになっています。光量も十分にあるので、今回のような広いリビングでもこのライトひとつあれば十分に明かりを確保できます。もちろんセードの角度調整ができるので、好みに応じて光を当てる場所を変えることができます。
寝室は異なるタイプを2つ確保
実は今回のご依頼人様には、月に1度ご友人がいらっしゃるということで寝室も用意されています。そこで2つの寝室それぞれに異なるインテリアを用意しました。
まずメインの寝室には茶色のアクセントクロスが落ち着いた雰囲気を与えてくれる部屋を確保しています。こちらは普段の疲れをしっかりと癒せるように、徹底してラグジュアリーな雰囲気を出せるようにしています。まず、ベッドはヘッドボードをアクセントクロスに合わせて茶色とするために、関家具のプラハを選びました。そしてその横に、ヘッドボードの色に合わせた東工芸のテーブル、ED-2939を置いています。さらに天井にはスポットライトタイプのシーリングライトを設置しています。床や建具の濃い色味がここではそのまま生かされる形で、ゆっくりと休める空間に仕上がっています。
一方でゲストルームとなる寝室はベッドもシーリングライトもシンプルなものを選び、あまり個性を出し過ぎないようにしています。その結果、ブルーのアクセントクロスが生きてくるのではないかと思います。
終わりに
今回はご依頼人様からのご要望で、ブルーのアクセントクロスに合わせたソファ選びから始まる形となりました。細部に至るまで統一感が出ているのではないかと思います。お気に入りの家具に合わせてインテリアを考える場合の参考になるのではないでしょうか。
今回ご紹介したお部屋はこちら
//www.style–plus.jp/bukken/pressance_loger_marunouchi/d/
名古屋市中区「プレサンスロジェ丸の内」