![ロイジェント新栄Ⅲ](https://www.style--plus.jp/contents/wp-content/uploads/2017/12/624ce3377d6937bb2b0e2d0022ad20c01.jpg)
毎日を忙しく過ごす方には、都会での生活を望む人も多いのではないでしょうか。家賃相場は高くても、通勤の時間や疲労による負担を減らすことで、プライベートも充実できるというわけです。
今回はそのような都会暮らしをしている方、あるいはこれから考えている方に参考になるインテリア案件です。お洒落で落ち着いた雰囲気の部屋をご希望されるクライアント様のために考えたインテリアです。日頃の疲れを癒せるようなポイントが多くあるので、是非ご覧ください。
茶色で心を落ち着かせる
都会での生活で是非インテリアに取り入れたい色がブラウンです。アースカラーとも呼ばれますが、これは自然の中に存在する色であることが理由です。人は自然界に存在する色を見ることで、自然と心が落ち着きます。特に木や土などの色は安定や安心につながる心理的効果を生み出すものです。
そこで今回のインテリアも、この落ち着いたブラウンをベースにして仕上げています。ソファやテレビボード、ベッドなど全てをブラウンで統一しています。ただし、このままでは部屋全体が重い雰囲気にもなりかねないので、ラグマットには明るい色を採用しています。特に今回は、ひと部屋にリビングとベッドルームとを揃えているので、広さを感じさせる効果も生み出してくれます。
ヴィンテージ風家具でレトロ感を
家具選びにも落ち着ける部屋をテーマにこだわってみました。選んだのはどことなくレトロな雰囲気を感じさせる、ヴィンテージ風の家具です。まずソファは東谷のHS-955、スチールフレームがスタイリッシュなソフトレザー仕上げの商品です。都会的なデザインでありながらも、どことなく懐かしさも感じさせる逸品です。
さらにもう一脚、FISのキッドパーソナルチェアという商品も選びました。来客時にも使用できますし、自身でも食事の際のダイニングチェアとして使用できます。
テーブルは円形タイプでスペースを確保する
次にテーブル選びですが、落ち着いた部屋というテーマに対してふたつの考え方があります。ひとつは大きなテーブルを置いて安定感を生み出す方法です。自分の居場所という存在感をしっかりと確立させることで、心理的な安定を得られるのが狙いです。そしてもうひとつは、逆にコンパクトなテーブルを置いて空間のスペースを確保する方法です。
今回は都会生活でのインテリアということを考慮して、丸いコンパクトなテーブルを選びました。商品はFiSのcovaというものです。普段は忙しくスケジュールに追われることもあるでしょう。そこで室内の空間を広く確保することで、心理的な圧迫感を解放させようというのが狙いです。ここにブラウンの家具の落ち着きが加わることで、精神的な安定を得られるようにしたわけです。
アクセントカラーでメリハリをつける
ここまでブラウンに統一することで、確かに落ち着いた雰囲気は出すことができました。けれどもこのままではメリハリがなく、しだいに飽きてくることも考えられます。そこでアクセントカラーとして赤いファブリックを用意しました。
赤はブラウンとの親和性も高いので、色味は強いものの心理的な違和感を感じることがありません。心が落ち着きながらも、仕事について考えるような時には頭を活性化させることにも役立ちます。
そのほかの家具のご紹介
ほかに使用した家具についてまとめます。ベッドは関家具のウッシーを、ラグはイトガのフランセルBEという商品を選びました。カーテンはカズマのLx17030です。
おわりに
いかがでしょうか。一口に落ち着いたインテリアと言っても、住むエリアなどを考慮すると色んな選択肢が考えられるものです。今回のようなケースは、都会に住む場合に大いに参考になるかと思います。
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