今回のご依頼は、高級感のあるワンランク上の生活を希望される方からの案件となります。ベッドや家具はオーダーで注文し、ソファなども一流の商品で揃えています。今回はこのような家具を使って高級感を味わえるインテリアのポイントをご紹介します。
高級感あるインテリアの特徴とは
一口にインテリアの高級感と言っても、様々な様式がありますし生活スタイルによって選ぶべきものが違います。今回のご依頼では広い空間を活用して、お客様を招待する際にもリラックスしていただけるような形に仕上げています。そのためにはヨーロピアンスタイルが参考になるかと思います。
高級ホテルでも採用されるヨーロピアンテイストのお部屋は、格調の高さを感じさせるのが特徴です。ゆったりとしたソファに煌びやかでありながら上品なシャンデリアが必須と言えます。
また使用する色数を抑えてシックな雰囲気を生み出すことも大切です。そこで今回は、リビングのメインカラーは落ち着いたグレーに統一しました。ソファとダイニングチェアを同じグレーにすることで統一感が生まれています。ダイニングテーブルも淡いブラウンにすることで、チェアとの色相を合わせています。
選び抜いたリビングの家具
それではリビングで選んだ家具についてご紹介しましょう。まずソファはフクラのBRNOを選びました。BRNOは直線的かつシンプルで上品なデザインが特徴のソファです。ローポジションとなる座面なので、リビングに解放感を生み出します。座り心地もしっかりと確保できるモールドウレタンフォームを採用することにより、ほどよい弾力も感じられる商品です。
テレビボードはMKマエダのJIGN-200というルーバー状のデザインが特徴の商品です。木の素朴感を感じさせることで、上品な雰囲気を出しています。ルーバー部分には無垢材を使うことで、木の温もりも感じることができます。
ローテーブルはソファと同じフクラのTMRBを選びました。サークル型の天板が特徴ですが、木製とガラス製との2種類をチョイスしています。
ラグはスミノエのニューツイスティを採用し、オーダーにより大きなサイズでゆったりとした雰囲気を出しています。シャンデリアはデザイン性に優れたオーデリックのものを選んでいます。
ダイニングのこだわり
ダイニングで選んだ家具を見ていきます。まずテーブルはFISのBORDEAUXです。木目が特徴的なオーク材を使用していますが、そのキメの細やかさが上品な印象を与えます。
ダイニングチェアはMKマエダのTC-340です。ソファと同様に直線的なシルエットが上質な雰囲気を醸し出しています。脚部はカバ材を使ったダークブラウンとなり、モダンテイストにマッチしたデザインとなります。
このようにシンプルながらに上質なデザインを選ぶことで、ゆとりある上品な高級感を演出することができます。
高級感を感じる寝室の作り方
寝室で高級感を出すポイントはふたつ、カラー数を抑えることと照明の使い方です。今回のベッドはオーダーで作ったものですが、ファブリックなどに注意すればどのような寝室でも同じようにラグジュアリーな雰囲気を出すことができます。
今回は抑えめのブラウンで統一し、ベッドの足元にラグマットも敷いています。ホテルライクな感じを出すために、ベッドの両サイドにライトを置くこと、枕とアクセントカラーを入れたクッションも置くようにしています。これは誰でも取り入れることができるテクニックなので、是非試してみてください。
終わりに
今回は特別な家具を揃えて、ヨーロピアンテイストの高級感を出してみました。けれども取り入れた手法を使えば、ごく普通の家具や部屋であっても雰囲気を出すことができます。ホテルライクな部屋作りを目指す方は参考になるかと思います。
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