今回のインテリアのご要望は、明るい雰囲気の部屋を、というものです。リビングは南向きですし、床や建具も明るい色なのでそのままでも明るい感じです。しかし、家具の選び方によってはさらに明るい感じにすることができます。
インテリアの仕上がりのポイント
今回は建具とは異なる材質の「ウォールナット」の家具を使うことで、明るく落ち着きのある、ナチュラルモダンな雰囲気のインテリアに仕上げています。広い窓から入る光を室内に広く取り込むために縦型ブラインドを使うなど、「明かりを効果的に室内に広げる」工夫をしている点に注目していただければと思います。
明るさを引き立てる家具を選ぶのがポイント
部屋を明るくするインテリアにはコツがあります。単純に白などの明るい色の家具を置いてしまうと、何となく落ち着かない雰囲気になってしまいます。単純に明るさを強調するのではなく、落ち着ける雰囲気も醸し出すためには家具の選び方に工夫が必要です。
そこで過度に室内を明るくすることなく、部屋の明るさを引き立てるような色と質感の家具を置くことがポイントになります。
ソファはブラックで落ち着いた雰囲気を
まずは大物家具のソファから決めます。今回はブラックの2人掛けソファ、「ディーノⅡ/リラックスフォーム」を選びました。
これはスチールの脚と本体がウレタンフォームでフルカバーリングしたヴィンテージスタイルの都会的なデザインになっています。
シャープな雰囲気が明るい部屋にマッチします。そしてファブリックの質感が落ち着いた感じを醸し出しています。
あえてブラックを取り入れることでコンストラストを生み出し、部屋を明るく感じさせるのが狙いです。
TVボードはウォールナット製を
次に大きな家具として、TVボードを選びます。今回はウォールナット製の「GLAF(NDstyle)」をチョイスしました。
インテリアを考える時、通常は建具と家具の色を合わせて統一感を出します。部屋に広がりを感じますし、色数を抑えることで明るさも感じます。
しかし今回はあえて建具とは違う色味にしています。材質はウォールナットなので、硬さを感じる質感です。
このウォールナット製の家具を置くと、明るさを引き立てる効果が期待できます。堅いウォールナットが光を反射して、部屋全体を明るく感じさせるからです。
窓には縦型のブラインドで明かりを広く取り入れる
窓には縦型ブラインドの「LD-4123(タチカワブラインド)」を採用しました。これは外からの明かりを左右に分散させる効果があります。そのため、室内に広く外の明かりを取り込むことができます。
ソファとTVボードの配置も、横に広いリビングの形を生かしています。TVボードは窓側に、ソファを反対に置くことで、正面に窓の明かりを感じることができます。
間に置くローテーブルも、天板はウォールナットになっています。商品は「「PETER(関家具)」を選びました。またローテーブルの下には、「スミトロクロスシャギー(スミノエ)」というラグマットを敷いています。
リビングスペースの照明にも工夫をしています。選んだのは「LT-2340(インターフォルム)」ですが、LEDのシャンデリア型シーリングライトです。モダンなデザインと柔らかな光が特徴です。陰影もつけるので、リビングスペースを落ち着いた雰囲気にしてくれます。
ダイニングテーブルもウォールナットで統一感を
ダイニングテーブルとチェアもウォールナット製のものを選びました。商品はダイニングテーブルが「MONO(関家具)」でダイニングチェアは「フィーカ(関家具)」です。
ほかの家具と同じ素材にすることでリビング空間に統一感を生み出します。表面に光沢があるので、明かりを反射してくれます。そのため窓からの明かりやシャンデリアのような柔らかい光でも、部屋全体を明るく感じさせる効果が生まれます。
ダイニングスペースの照明は「AP49033Lブラック(コイズミ)」というペンダントライトを選んでいます。
まとめ
今回は堅い材質のウォールナット製家具を選ぶことで、室内の明るい雰囲気を演出してみました。照明も柔らかい光なので、落ち着いた雰囲気を醸し出しながら十分に明るさも確保しています。
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