
今回のインテリアのご依頼は、「シンプルで生活感のない部屋」とのご要望です。普段はあまり使わないようなカラーを選ぶことで、非日常感を演出しています。
生活感のない部屋の利点は気持ちがすっきりとすること
インテリアを考えるためには、求める部屋の雰囲気からどのようなメリットが生まれるのかを考えることが大事です。今回のご依頼では、生活感がなくシンプルなお部屋を、とのことです。
シンプルな部屋は洗練された雰囲気がありますし、思考もクリアになります。また都会的でありスタイリッシュという雰囲気も演出できるでしょう。
以上を踏まえて、家具選びとその配置を考えてみました。ポイントは、一般的にあまり使わないカラーを選んでいることです。
シンプルなインテリアの全体的な仕上がり
まず洗練されたスタイリッシュな雰囲気にするために、部屋の主役となるソファに本革のものを選びました。色はキッチンの建具に合わせて発色の良い濃いめのワインレッドにしています。
ソファに合わせてベッドとカーテンも濃いブルーカラーにすることで、都会的かつ個性的なニューヨークのブルックリンスタイルに仕上げることができました。
重厚感のあるリビングスペース
今回はシンプルかつ生活感のない部屋を希望されるとのことで、都会的かつホテルライクな雰囲気をイメージしています。選んだソファも、一般的にはまず使用しないと思われるカラーです。男性の1人暮らしにはぴったりではないでしょうか。選んだアイテムはN.D.STYLEの「ロブスト」という商品です。
そしてソファの前のテーブルも、やはり重厚感のあるカラーと質感の「LT-81(HOMEDAY)」という商品を選びました。1人暮らしでこのカラーは、まず選ばないのではないでしょうか。テレビボードもかなり渋い雰囲気の「LV-99-150W(HOMEDAY)」という商品です。
正面の壁のブラウンのアクセントカラーと相まって、シックな雰囲気に仕上がったと思います。このソファに腰を下ろして、じっくりと今日一日の仕事について考えをまとめる、なんてこともできるのではないかと思います。シンプルな雰囲気なので思考もクリアになるでしょう。忙しい1日もこのようにして記憶を整理すれば、すっきりと眠りにつくことができます。
床のフローリングは無垢材のような色合いで風味もよいのですが、ここはソファとテーブルに合わせて濃いグレーのラグマットを、プレーベルの「ジーン」という商品を置いています。
カーテンも重厚感を演出するブルーカラーで
カーテンはソファのワインレッドと相性のよいブルーカラーを選びました。ワインレッドと相性の良い色には青紫(バイオレット)のほかにパープルやこげ茶、キャメルなどもあります。今回のお部屋はシンプルがテーマなので、色の系統も似たものにすることで統一感を演出しています。
照明はソファを引き立てるスポットライトに
照明器具はちょうどソファの上に位置するので、真下のソファを引き立てることができるスポットライトタイプのものを選びました。商品は「AW-0321E(アートワークスタジオ)」というものですが、シェードがウッド調の珍しい素材のアイテムです。
ピンポイントに光を当てることができるので、部屋の中心に位置するソファを引き立てる効果があります。もちろんライトの方向は自由に変えることができるので、気分に合わせて明かりを分散させることも可能です。間接照明のように使えば、ゆっくりとワインを飲みながら1日の疲れを癒すといった時間も過ごせるでしょう。
ベッドはソファの後ろに配置して見えないように
今回のお部屋はワンルームタイプなので、リビングスペースとベッドスペースはどうしても同じ空間にあることになります。シンプルかつ生活感のない部屋にするためには、普段座っているソファからベッドは見えないところに配置したいものです。
そのためにソフトは部屋の中心に置いて、ベッドはその後ろに配置しました。選んだ商品はセンベラの「デミールⅢ」というものです。
濃いブルーのカバーにはアクセントカラーとなるオレンジのベッドライナーをかけています。
まとめ
今回はシンプルかつ生活感のない部屋というテーマでインテリアをまとめました。一般的なインテリアではあまり使わないようなカラーを選ぶことで非日常感を演出し、なおかつ重厚感を持たせることで落ち着いた雰囲気にも仕上げています。毎日が忙しい人もゆっくりと寛げますし、シンプルかつ洗練された空間のなかで考え事をするのにも適したインテリアにできたのではないでしょうか。
◇今回ご紹介したお部屋はこちら