部屋のインテリアの中でも、存在感の大きなカーテンによって室内の印象は大きく異なることになります。絵柄や色によってどのようにも演出することができるので、まずは選び方を知っておくと便利です。基本として色には進出色と後退色があります。前者の色のカーテンを選ぶと、存在感が大きなものとなります。そのために狭い部屋には不向きと言えます。カーテンの存在感が室内を狭く感じさせるからです。赤やオレンジ、ピンクなどの暖色系が相当します。それに対して後者は控えめな存在感となるために、狭い部屋には向いています。ブルーやグリーンなどの寒色系となります。そして狭い部屋を広く見せたい時には、壁の色と合わせることで壁と窓との区切りが無くなり広さを感じるようになります。
色によって受ける印象について
カーテン選びでどの色にするとどんな効果を得るのかを知っておくと便利です。ブルー系の場合、鎮静効果を持つものとなります。寝つきが良くなることから寝室に向いています。また食欲を抑える効果もあることから、ダイエットしたい時に利用できます。パープル系は癒しを与える効果があります。ラベンダー色が人気です。色合いが濃くなると個性が強すぎるので、特に面積の大きなカーテンを使用するなら淡い色調のものが合います。女性にも人気のピンクは気持ちを和ませる効果があります。リビングにも合いますが、濃いピンクを寝室に使用すると寝つきが悪くなるので要注意です。
柄の選び方
カーテンは柄によっても大きく印象が変わります。例えば無地の場合には、生地の素材や質感を主張するものとなります。その色によって部屋の雰囲気が決まってくるので、実は無地での色の選び方は結構むずかしいものとなります。チェック柄の場合には、カジュアルな雰囲気となるので子供部屋にもよく使われるものです。あるいはリビングで使用するような高級感を感じさせるものもあります。またストライプとなると、ラインの太さや間隔によって雰囲気は変わります。ラインの幅が広くなればクラシックな雰囲気に、細くなるとカジュアルな雰囲気になります。ボーダーの場合には、視覚的に周囲の空間が広く見えるものとなります。和風な雰囲気にも馴染むものです。
部屋によってどのように変える?
カーテンは設置する部屋によっても色柄や生地を変えると、それぞれの雰囲気に合うものにできます。リビングのように、ベランダに出る窓にかけるカーテンの場合には、洗濯できるものが便利です。そしてプリント柄のものより織りがしっかりしているものが向いています。リビングが広いほどに、重厚感のある存在感が必要となります。色はベージュやブラウン、淡いグリーン系統が人気となります。寝室の場合には、静かな深い眠りを誘うようなものを選ぶことになります。室内をしっかりと屋外の光から守るために遮光性の高いもの、また保温性のある厚手のカーテンを選ぶことがお勧めです。人気の色はブラウンやグリーンです。そして和室でもカーテンを使用することが増えています。和テイストなカーテンが多くあるので、部屋の雰囲気を損なうことがないものを選ぶことができます。畳の色と合うような、抹茶を濃くしたようなグリーン系の色が似合うものです。
賃貸マンションによっても、室内の雰囲気は異なるものです。またデザイナーズマンションであれば、個性的なものも多くあります。その室内の雰囲気に加えて、家具の色合いとの組み合わせも考慮して選ぶことになります。同系色の色で合わせれば統一感が生まれて落ち着いた雰囲気になります。明るさや鮮やかさを変えることでカーテンの個性も出せます。逆に家具などと反対色と呼ばれる系統の色を選ぶことで、部屋にメリハリが生まれ元気が出る雰囲気になります。