没頭できる趣味を持つ人にとって、自分の部屋でその趣味を最大限に楽しむことができれば最高です。部屋をひと目みただけで、その魅力を表現できるようなインテリアであれば、満足感も高いものになります。海外のインテリアを見てみると、いかに趣味を楽しんでいるかがわかる楽しそうな雰囲気が感じられます。オシャレなデザイナーズマンションに住んでいる人であれば、そのような個性的な部屋を目指してみるのも良いものです。そこで、どのようにすれば趣味を大いに活かすことができる部屋づくりができるのか、ポイントを挙げてみます。
いかに趣味をディスプレイするか
住んでいる自分はもちろんのこと、訪れた人にも趣味の魅力が伝わるような部屋にしたいものです。そのためには、趣味で収集したり制作したものをどのようにディスプレイするかがポイントとなります。自慢のコレクションをどのように魅せるのか、腕の見せ所でもあります。
例えばレコードを趣味とする人の場合、そのジャケットをいかに見せるのかもポイントになります。それと同時に大量に保有するレコードを収納するケース選びにも工夫が必要です。カフェ風の小物を収集したり、あるいはその制作を行う人にとっても、ディスプレイそのものが趣味となります。ナチュラルな家具と共に室内を演出できるようにしたいところです。また、近年女性にも人気のDIYはインテリア作りそのものに趣味が直結するものです。部屋のテーマを決めておくと統一感が生まれます。最初の作品作りからテーマを決めておくことが大事です。
道具をインテリアとして演出する
自転車を趣味とする人は、室内で自転車をディスプレイすることもあります。その際には作業スペースとしても確保しておきたいところです。メンテナンスをしたりパーツ交換を行える空間を確保できればベストです。そしてそのパーツやタイヤなどと共に、工具などもディスプレイとしての演出アイテムとして利用できます。
小物作りを行う場合には、その作業道具やミシンなどもインテリアの一部とすることで部屋との一体感が生まれます。
作業スペースを確保する
制作することを趣味とする場合には、その作業スペースを独立させておくことが大切です。日常生活の空間とは別にすることで、集中することができるからです。DENなどがあれば活用できますが、ワンルームなどの狭い部屋であればいかに区切りをつけるかがポイントとなります。いわゆるゾーニングの確保が必要というわけです。
また、普段リラックスしている場所からその作業スペースを見た時に、いかに満足感を得られるかも大事です。雑然としないように、作業スペースもインテリアを意識することが必要となります。また、映画鑑賞が趣味であれば、座った位置から視界に入る範囲は極力生活感を出さないことが大切です。
室内をアトリエにする
小物を制作したり、DIYで家具などを制作する人にとっては、その作品をどうディスプレイするかも趣味の一環となります。作品を演出するための棚や収納などをどう選ぶかも楽しみのひとつです。
コツは雑然とした印象を受けないようにすることです。部屋の決まったスペースにまとめてすっきりと見せるのか、それとも部屋全体を使った演出をするのかをまずは決めることもポイントです。
趣味には実に様々なものがあります。収集するものでも、切手のようにひとつのアイテムが小さなものがあれば、本のように量が増えると重量を考える必要があるものもあります。あるいはお酒が趣味であれば、ボトルの魅せ方を考えるのも楽しいものです。あるいは自転車のようなアウトドアのものであっても、室内で楽しめる空間を作り出すことが可能です。室内で寛いでいる時に、このような趣味に関わる作品や道具などをいかに楽しめるかがポイントとなります。