普段生活する場となる室内は、少しでも満足できるお洒落な空間にしておきたいと思う人は多いことでしょう。インテリアに関するテクニックは数多くありますが、お気に入りの小物や雑貨などを見せるディスプレイコーディネートはとてもお洒落に演出できるものです。ちょっとしたコツをつかむことで、見ているだけで幸せな気分になれる部屋に変身させることができます。
【ディスプレイの基本について】
ディスプレイコーディネートには押さえておきたい基本があります。まずはテーマを決めること、そして配列などのバランスを考えること。そして色の工夫です。大まかにこの3点を押さえれば、だいたい自分で満足のできるディスプレイができます。
【ディスプレイしたいもの】
多くは小物などの雑貨ではないでしょうか。けれどもその種類を増やすと、単調にならずに済みます。普段部屋に置いている花や観葉植物、食器である陶磁器や布などを組み合わせることで、お気に入りの小物も映えるようになります。基本を押さえたあとはバラエティに富んだディスプレイをすることで、そのコーディネートの奥深さを学ぶことになります。
【洋服のディスプレイ】
ディスプレイコーディネートは何も雑貨だけとは限りません。洋服も見せる収納とすることで、立派なディスプレイコーディネートとなります。例えば通常のハンガーラックも、靴や鞄を一緒にディスプレイすることでショップ風に演出することができます。その際のポイントは、色や形、丈を揃えることです。下にカゴを置いて小物を収納するのもアリです。オープンラックがあれば、お気に入りの洋服をたたんで重ねておけば、かなり雰囲気が出ます。オープンラックが無ければクリアタイプの引き出し式の衣装ケースでもお洒落に演出することができます。
【ディスプレイキッチン】
キッチンもディスプレイコーディネートを楽しめる空間です。普段使わないお皿や調味料などを見せる収納に入れておけば、カフェ風にも北欧調にもなります。壁にレンガ柄のリメイクシートを貼ったりすれば、お洒落なデザイナーズマンションもさらに雰囲気が出てきます。またコースターやティーバッグなど細かな必需品をカゴにまとめて入れるのも雑貨屋風になって楽しめます。
【テーマのコツ】
ディスプレイコーディネートには3つのポイントがあると述べました。まずテーマですが、何を選べば良いかわからない時には、お気に入りの小物から連想するもので良いでしょう。動物であれば、動物というジャンルで小物を買い集めるのもよいかもしれません。また海や旅行など好きな場所や季節をテーマに小物を揃えてみるのも良いものです。逆にお気に入りのものが多すぎてテーマを絞れない時には、複数の場所にディスプレイコーナーを作ってテーマを分けるのも良いでしょう。
【バランスを考える】
お気に入りの小物が沢山あると、所狭しと置いてしまいがちです。けれども大切なのは、空間を作ることを意識することです。あまりに隙間なくディスプレイしてしまうと、何を魅せたいのかがわからなくなってしまうものです。あえて空間を作ることでお気に入りの小物の存在感が増すことになります。
【三角形の法則】
ディスプレイには、三角形の方法と呼ばれるものがあります。中央を頂点に左右に広がる形が基本ですが、左右どちらかを頂点とする三角形を作るのもお洒落なものです。小物が小さくて高さが出せない時は、観葉植物を置いたり箱の上に乗せて高さを出したりすると良いでしょう。
お気に入りのデザイナーズマンションでお気に入りのディスプレイコーディネートを工夫することで、住まいはもっと楽しい空間にすることができます。最後にひとつ、気に入った小物を見つけたら同じ種類のものを3つ買い揃えると、ディスプレイの際にボリューム感と深みが出ます。