お部屋の印象を変える「ラグ」の選び方

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インテリアのワンポイントとして大きな役割を持つのがラグです。例えば住まうことに楽しさを与えてくれるデザイナーズマンションにおいては、その室内全体の雰囲気をさらに高めたり、あるいは逆にインパクトを与えたりすることになります。そんなラグにも実に様々な種類があるために、どれを選べば良いのか迷うものです。そこで優先順位を決めて条件を絞っていくことにより、理想の印象となる室内空間にすることができます。

【場所を決める】
まずラグを置く場所を決めることが必要です。予算によって購入できるサイズも決まってきますが、どこにワンポイント置きたいのかを決めておくことが必要です。普段過ごす時間が一番長いリビングに置くのが最もオーソドックスになりますが、それだけに存在感も大きく、室内の印象を大きく左右するものとなります。デザイナーズマンションの場合には、そのお洒落な内装が時に自己主張するために、住む人の好みを演出するのが難しい場合もあります。そのような時にラグを置くことによって、その雰囲気にアクセントをつけることができるようになるわけです。また寝室にラグを置くことによって、一日の疲れを取る前のリラックスムードを演出してくれます。そして意外と盲点なのが玄関です。マットを敷いておくことは良くありますが、ラグを敷いておくことで違った演出をする役割を果たすことになります。外から帰ってきて、部屋に入る前にこのラグを目にし、足でその感触を得ることで気持ちもリセットされるものです。

【色を選ぶ】
部屋の印象を大きく決定づけるのが色です。色選びのコツとしては、床と壁の色合いに対してどのような色にするかを意識することにあります。床の色はベースカラーと呼ばれますが、その室内の雰囲気を大きく左右するものとなります。そしてその床と同じ系統の色味とすることで、リラックス効果は高まることになります。ここで知っておくと便利なのが色相です。オレンジを中心とした暖色系と、その反対にある青紫を中心とする寒色系、それぞれの間にある中性色とがあります。ここで相対する色同士の組み合わせはコントラストの強さからインパクトを与えるものとなります。逆に同じ色相同士であれば、その傾向を強めることになります。落ち着いた雰囲気の床の色に対して、同じ系統の色のラグを合わせることでさらにリラックス効果を高めることになります。逆にその雰囲気で反対の色相のラグを置くことで、メリハリのあるアクセントをつけることになります。デザイナーズマンションの内装は好きだけれども自分の好みも出したいという時には、この反対の色相をチェックすることになります。

【形や素材】
ラグの素材も様々です。綿の場合は肌触りの良さが特徴となります。麻となればまた、異なる感触が得られるようになります。またウールの場合には夏は涼しく冬を暖かく過ごすことができます。このような素材感が、部屋の居心地感を想像させることで雰囲気を変えることになります。また丸い形は柔らかい感覚を得ることができますし、四角い形は部屋に生活エリアの区別を意識させる役割を持ちます。

このように置く場所から大きさと色、そして素材を絞り込んでいくことによって、あとはデザインや細かな色合いが決まってくることになります。賃貸物件の場合には、床や壁の色合いなどを変えることがほとんど不可能となります。そこでラグを置くことで、その印象を大きく変えることができるようになります。デザイナーズマンションなどは強い個性を持つものも多いので、上手くラグを活用することで求める雰囲気を作り出すことが可能となります。たとえ予算がそれほど用意できないとしても、その置く場所においてワンポイントアクセントを持たせることでかなり効果を発揮することができます。

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