自分に合った「間取り」とは?

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賃貸物件を探す際に、間取りをどのタイプにするかはひとつの課題となります。それは使い勝手や居心地を決める上で大事な要素となるからですが、その前にひとつ考慮しておくべきことがあります。それは、同じ家賃でも物件の立地や築年数、そして建物の構造によって専有面積が変わり間取りも変わるということです。そこでまずは、間取りの選択肢を増やすための条件を決めることが必要となります。,

【理想を求めるためには妥協も必要】
とにかく広い住まいを、それは誰もが望むことです。けれども広さを確保するならば利便性や築年数と共に、構造も考慮する必要があります。同じ家賃であれば駅からの距離が近いところよりも遠いところ、マンションよりアパート、そして鉄筋より鉄骨の方が広くなります。そしてそれに応じて注意も必要となります。大きな課題となるのは音漏れの問題です。アパートや軽量鉄骨による構造の建物は、どうしても周囲の部屋の音が漏れるようになります。どこまで妥協できるかによって確保できる部屋の広さも変わるわけです。

【まず確保するのは収納】
予算に応じで部屋の広さがほぼ決まったところで、間取りの選択になります。そこでまず考慮するのは、収納をいかに確保するかということになります。新しい物件ほどに収納スペースは少なくなる傾向があります。それをどうカバーするかという話になります。その手段として、ひと部屋収納の代わりに必要となる場合もありますし、あるいは見せる収納のために広めのワンルームを選ぶケースもあります。つまり収納をメインに考えると、間取りは必然的に決まってくることになります。

【部屋の形はどれが最適か】
部屋の形も間取りと共に大切な要素となります。最も多いのは細長い形の部屋です。これは少しでも多くの戸数を確保するために必要となる事情があってのことですが、土地の形によっては変形型の建物に合わせて細長くない部屋もあります。正方形のような形の部屋は壁面が少ないために、家具が多い場合には不向きとされます。けれども開放感があるために、ソファを置く生活の場合には適するものです。なかなか見かけることがない物件となりますが、広い空間を求めるのであれば適するものです。

【リビングの広さについて】
間取りでチェックが必要な点として、各部屋の広さがあります。リビングと寝室の部屋の広さをどのような割合にするかも、住みやすさを決める要素です。例えば寝室は狭くてもリビングは広めにしたいとか、あるいは寝室に収納も確保したいのでリビングは狭めにするなどといったことです。この場合にもやはり、収納を考慮すると決まってくることになります。

【開き戸か引き戸か】
これはメリットとデメリットの特徴が強く出る選択肢です。引き戸のメリットとしては扉が邪魔にならないので家具の配置などの自由度が増すことです。デメリットとしては、開け閉めの際の戸を引く音が響くことです。軽量鉄骨や鉄骨による構造となると、割と周囲の部屋に響くことになります。ちなみに、ふた部屋を引き戸で区切ることで広く使ったり個室にしたりできる間取りがあります。使い勝手は非常に良いものですが、他の部屋も同じ間取りならば音に関しては考慮して置くことが必要です。

自分に合う間取りとは、つまり生活しやすい間取りということになります。それはつまり、通勤時間や買い物環境などが複合的に作用しあって決まってきます。例えば立派なキッチンがあっても、肝心の食材を買うお店が生活圏内に無ければ料理もあまりできなくなります。あるいは通勤時間がかかり過ぎて夜の帰りが遅く、ほとんど寝るだけで終わるとむやみに広い部屋も活かされなくなります。極端な話、住む場所や周辺環境が変われば適する間取りも変わってくることになります。そこでまずは、どの場所で住まいを探すのかを決めた上で自分の生活スタイルを考えて、それを考慮した間取りを選ぶことが必要になるということです。

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