本棚はその所有者の頭の中を映し出す鏡、そんな例えもあるようにできれば見た目をお洒落にスタイリッシュに演出したいものです。とは言ってもそれほどお金もかけられないし、と嘆くのは早いものです。アイデア次第で幾らでも満足できる収納方法があります。
【本の量を把握する】
まずはどれほどの本や雑誌を所有しているのかを把握することが必要です。家の中のあちらこちらに散らばっているものをかき集めてみてください。これが意外とあるものです。その全てを一カ所にまとめるのか、それとも分散させるのかによっても方法は変わります。そこで、まず良く読む本とそうでないものとを分けておきます。あまり読まないもの、参考にもしないようなものはしっかりとしまう収納をしておきます。もちろんそのままにはしません。これは後で説明します。
【見せる本をどのように見せるのか】
まず見せたい本をチョイスします。良く読むものと、時たま参考にするもの、そしてビジュアル的に見せたいものを選んでおきます。他のものはホームセンターなどで安く購入した衣装ケースにでも入れておきます。湿気取りを入れておくことを忘れないようにしておきましょう。本の内容別にざっくりと分けておくと、後で調べる時も楽になります。引き出し式の衣装ケースを使えば、すぐに中身を確認することができます。必要があれば取り出すのも楽というわけです。そしてオモテに出す本の収納です。お洒落に演出する、そしてある程度耐久性もあるものとしてはワインケースなどがベストです。表面の板に英字が書かれたものです。この中に直接入れても良いですし、あるいはもうひとつ布製の収納ケースなどにしまって箱に入れるのも良いでしょう。この箱を部屋の一角に重ねておくだけでも、それなりの雰囲気を醸し出すことができます。
【意外な場所に置く】
部屋のインテリアの一部として演出するのであれば、意外な場所に置いておくのも有効な手段です。もちろん普段取り出すことを考えて、あまり不便な場所はNGです。例えばドアの上のスペースに突っ張り棒と板を使って簡易な本棚を作ることができます。ただし注意が必要なのは、ドアが開く面に設置しないことです。地震の揺れなどで突っ張り棒が外れて妙に引っかかり、ドアが開かなくなるのを防ぐためです。あるいはピクチャレールを利用して吊り下げ式の棚を作るのもひとつの手です。重量を考えて幅を設定することが大切です。本棚といえばこのような場所、そんなイメージを崩す場所を探すことで、部屋に新鮮なインパクトを生み出すことになります。
【レギュラーメンバーを替える】
収納ケースにしまった本の中から、ビジュアル的にオモテに出したいものを定期的に選び出します。この場合のビジュアルとは、その名の通りデザインという意味ではなくタイトルなどのことです。本棚は所有者の頭の中、それを意識して、少しばかり知性を感じさせるもの、芸術面でのたしなみを思わせるものなどを上手くミックスしてチョイスします。それをオモテに出しているものと定期的に交換するわけです。これはインテリアとしての理由だけではなく、自分自身こんな本があったのかと、再発見になるものです。それを読み返すことによって、また新しい発見につながることもあります。あるいは何か新たな気づきを得ることもあるものです。定期的に衣装ケースを覗いて、気になる本を取り出してみることです。
このように、沢山の本を所有している場合には単にお洒落に飾るだけではなく、読み返すことができる仕組みも作っておくと便利です。どの本もそこに何か惹かれるものがあって購入したはずです。それを定期的に読み返すことは、何かしら得るものはあるはずです。そしてお洒落な本棚というものは、ついそこに手を伸ばしたくなる心理も働かせるものです。
本をお洒落に収納する方法とは?
執筆者:admin