実際にお部屋を見にいこう|内見するときにチェックするべきポイントは?

マンション内見

賃貸の部屋探しでは、できる限り自分の希望に近いものを選びたいと思うものです。その前に、快適に住むためにチェックしておきたい項目が多くあります。今回はそのようなチェック項目を挙げて、解説していきます。

 

 

室内の見学時にチェックしたいこと

 

【部屋の向き】

 

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お部屋探しでまず確認したいのが、日当たりです。日中はほとんど家にいないからと、あまり気にしないというケースもあります。けれども一般的に南向きを中心として、日当たりの良い部屋は家賃も高めに設定されています。これはひとえに、人気が高いことを反映したものと言えます。

 

もちろん、北向きでも快適に住める部屋というものはあります。例えば洗濯物を干すための浴室換気乾燥機を備えていれば、日が当たらなくても問題ないということもあります。さらにたとえ南向きであっても、正面に建物が建っていると日当たりは良いとは言えません。これは図面を見ただけでは分からないことなので、実際に部屋を見て確認する必要があります。

 

 

【風通しの良し悪し】

 

部屋の向きが南であったとしても、室内に風が通らなければ室内にカビが発生してしまいます。南面の部屋が日当たりが良い場合、反対側の北向きの部屋に風が通らなければ、結露が発生しやすくカビも発生しやすい状況となります。内覧時には北側の部屋の壁をチェックする必要があります。一部だけが壁紙を交換されているようであれば、その部分が著しくカビが発生していたと考えられます。北側の部屋が建物内の内廊下となっているようなケースでは、特に注意が必要です。

 

 

【部屋の大きさ】

 

賃貸物件を探していると、まず最初に部屋の専有面積に目が行くのではないかと思います。これは広さを確認するためですが、実は重要なのは使えるスペースがどの程度あるのかということです。

 

そのためには、自分のライフスタイルというものを良く把握しておくことが大切です。荷物はどの程度あるのか、収納はどれくらい必要で家具の大きさはどの程度なのかも調べておく必要があります。ワンルームであれば収納と室内空間の割合が自分の生活スタイルに合うものかを確認することが大事です。あるいは寝室とリビングの大きさも、持ち合わせている家具や収納すべき荷物の量などと照らし合わせて適するものかをチェックします。実際に家具を置いてみたとして、動線が確保できるかも確認した方が良いでしょう。

 

 

【音の防音性】

 

賃貸物件で最も多いトラブルの原因が、音によるものです。上下や左右の部屋の音がどの程度漏れてくるのか、打撃音はどれくらい伝わってくるかをチェックする必要があります。これは1回のみ見学しても、なかなか分からないものです。できれば2回以上は見学させていただいて、時間帯を変えてチェックしたいものです。

 

また家族構成によっても、どれほど音が響くかを把握できます。上の階のベランダに小さな子供用の服が干してあれば、子供の走り回る音が気になるかもしれません。できればどのような人が住んでいるのかも聞けたら聞いておくと良いでしょう。

 

さらに外からの音もチェックが必要です。近くに公園があると、休日の日中は子供が遊ぶ声がうるさいかもしれません。また車の往来する音がどの程度気になるのか、やはり時間帯を変えてチェックしておく必要があります。

 

 

【設備の現状をチェックすること】

 

住み始めてから気づくことは割と多くあります。これは、前の入居者が退室してからクリーニングはしっかりと行ってもらえているという思い込みによって、内見時のチェックが甘くなることが原因です。

 

まずエアコンの内部はしっかりと確認しておく必要があります。フィルターの掃除はしていても、内部の清掃が行われていないこともあります。場合によってはカビが生えたままになっているケースもあるので、しっかりとチェックしておく必要があります。

 

また排水に関してもチェックは必要です。特にお風呂場の排水はスムーズに行われるかどうか、水を流してチェックしておきましょう。トイレも同様に確認しておくことが大切です。

 

 

共用部のチェックポイント

 

共用部|セキュリティ

 

【バルコニーのチェックポイント】

 

バルコニーに出たら、まず洗濯物を干すスペースがどの程度確保されているかを確認しておきます。外からの視線も確認して、プライバシーがどの程度確保できるかもチェックしておきます。

 

次に排気口の確認もしておきます。室内のキッチンやトイレ、お風呂場の換気扇は外のどこかとつながっています。その先が例えば街道沿いであったり飲食店などであれば、排気ガスや臭いなどが室内に入り込む原因になります。バルコニーがそのような方向を向いていると、そこに排気口があれば窓を閉めていても臭いなどが気になることがあります。

 

 

【セキュリティ面のチェックポイント】

 

オートロックがあるからといって、セキュリティに関して問題がないとは限りません。例えば外階段の先の門が低く、簡単に乗り越えられるような物件もあります。これではオートロックの意味がありません。

 

 

【ゴミ捨て場】

 

ゴミ捨て場が物件専用に設備されているケースが多いものですが、その中もチェックさせていただきましょう。管理人がきちんと内部を整理しているかどうかを確認するためです。床にゴミが散乱しているようでは、建物全体の管理にも不安を覚えます。

 

また、きちんと指定の場所に置かれているかどうかを見ることで、住人がマナーを守っているかどうかの目安になります。

 

 

周辺環境のチェックポイント

 

周辺環境

 

【駅まで必ず歩いてみること】

 

物件の内覧時は通常、不動産屋さんに車で案内されることになります。そこで室内の内見が終わったら、ぜひ最寄り駅まで歩いてみましょう。あるいはひとりで出向いて、周辺をチェックしてみることも必要です。

 

まず通りは人通りがあるかどうか、街灯などは明るいかも確認するために、昼と夜の2回は歩いてみましょう。広間は人が多いけれど、夜になるとめっきり少なくなるということもあります。

 

また、地図からは分からないものとして坂道の確認も重要です。実際に歩いてみると長い坂があるので、毎日の往復が大変などというケースもあります。

 

 

【駅の込み具合をチェックする】

 

できれば通勤時間に最寄り駅から電車にも乗ってみたいものです。毎日の通勤のチェックができます。駅によっては電車が満員状態で停まるために、なかなか乗れないということもあります。実際の込み具合を確認しておくことが大切です。

 

 

【駅周辺の施設を確認する】

 

毎日の買い物環境もしっかりと確認しておくことが大事です。自分の生活スタイルで必要とするお店があるかどうか、値段の相場はどのくらいなのかもチェックしておきましょう。スーパーの値段もこれまでより微妙に高いという場合、積み重なると結構な出費になります。

 

特にコンビニの品揃えは確認しておきたいものです。そこにコンビニがあるからと安心せずに、一応店内を覗いてみます。同じ系列の店舗でも、場所やお店の規模によって品揃えが違うからです。

 

 

終わりに

チェックリスト

 

賃貸物件の内見時にはこのように、建物の中や周辺環境などチェックすべきことが多くあります。大事なことは自分のペースで、確認すべきことはしっかりと見ておくということです。そのためには、チェックすべきリストを作っておくと役立ちます。家具の置き場を確認するためメジャーを用意するなど、必要な道具も何があれば良いのかを調べておくことが大事です。

 

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