デザイナーズと言えばコレ!コンクリート打ちっ放しの魅力とは?

コンクリート打ちっ放しイメージ

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デザイナーズマンションで見られるコンクリート打ちっぱなしのマンション、その都会的なお洒落感は通常のマンションでは得られないものです。一方でこのコンクリート打ちっぱなしには、いくつかの課題があることも事実です。けれども、そのようなデメリットも上回る魅力とはどのようなものなのかを挙げてみます。  

満足度の高いデザイン性

飲食店やヘアサロンなどで内装がコンクリート打ちっぱなしの場合、何か非日常的なものを感じることはないでしょうか。お洒落なレストランなどは何か特別な感じを受けるものです。この特別感を味わうことができるのが、デザイナーズマンションのコンクリート打ちっぱなしです。居住空間でありながら非日常性を味わうことができるのが魅力です。住宅の中でも1パーセントに満たないと言われる特別感も、住むことによる満足度を高めてくれます。 また、何かしらの創作活動を行っている人であれば、自宅をアトリエとして使う場合、コンクリート打ちっぱなしほど適した空間は無いでしょう。あるいは趣味でも創作活動を行う人の感性を刺激してくれる空間となります。これも非日常感を感じるゆえのメリットとなります。さらに一部をワークショップとして活用するのもお洒落なものです。これが一般的なマンションでは、なかなか雰囲気が出ないものです。コンクリート打ちっぱなしだからこそ楽しめるわけです。 さらに、コンクリートだからこそ様々なデザイン表現が可能となります。液状のものを枠型に流しこむという工法により、どんな形も形成できるからです。室内に局面を生み出すこともできますし、他では見られない独創的な空間演出が可能となります。そして床材との相性の良さも挙げられます。例えば組み木のようなデザインのヘリボーンの床はお洒落ですが、単体では個性が強すぎて浮いた印象を与えてしまいます。けれども壁がコンクリート打ちっぱなしとなることで一体感を生み出すことになります。  

インテリアが楽しめる

このようにコンクリート打ちっぱなしの部屋はデザイン性に関する魅力が大きなものですが、インテリアとの組合せでもそのクールさを楽しむことができます。そして実は、ナチュラル素材の家具との相性も良いものです。クールで無骨な印象に柔らかみが加わり、シンプルかつクールな室内空間になります。あるいは小物を多く集める場合、シンプルなコンクリートの壁がすっきり感を与えてくれます。壁一面に棚を設けて小物を陳列しても、それがお洒落なインテリアになります。ほんのりオレンジ色の照明もあれば、さらに素敵な雰囲気を演出します。 コンクリート打ちっ放し 室内 またコンクリートの壁は、グリーンが映えるのも特徴です。観葉植物を置いておくと、無機質な空間に温もりが生まれます。けれども逆にそれが、コンクリートのクールさをさらに引き立てることにもなるのです。 あるいは部屋の真ん中にシンボルツリーを置いて天井まで届くような本棚、そしてソファなどの温かみのあるファブリックを置けば、居心地の良いカフェの雰囲気を再現することができます。例えば仕事の書類をまとめるのに、ノートパソコンを抱えてわざわざカフェへ出かけるといった経験はないでしょうか。何とも言えないその雰囲気が、作業効率を高めているのかもしれません。自宅でそれを再現できるのも、コンクリート打ちっぱなしの特権かもしれません。  

大空間を作れる

一般的に住宅は柱が建物を支えることになります。マンションの場合も当然ながら柱が必要ですが、一定の間隔で配置しなければなりません。そのために室内にはその柱が大きく存在感を与えることにもなります。けれどもコンクリート打ちっぱなしの場合、戸境となる壁もコンクリートとなるために、そのような柱は不要となります。つまり、広い大空間を作ることが可能となるわけです。ワンルームマンションの場合、柱のスペースが無くなることで限られた面積を最大限に確保できます。 コンクリート打ちっ放し 大空間 ワンルームマンションの場合、広い空間を仕切ることなくキッチンやバスルームなどを自由に配置することで、まるでお洒落なホテルのような雰囲気になります。ここでも非日常感を演出することになります。 ただし、この広い空間が逆にデメリットと言われることも事実です。寒い冬場はなかなか室内が暖まらないというのが理由です。これはコンクリート壁の蓄熱容量が原因と言われます。蓄熱容量が大きいコンクリートは暖房の立ち上がりが遅いので、なかなか室内が暖まらずに寒いというわけです。けれども逆に部屋が暖まれば、コンクリートが熱を蓄えるので暖かさが続くことになります。つまり、暖房の時間軸を考慮すればコンクリート打ちっぱなしは決して寒い部屋というわけではないことがわかります。また、暖房の際には空気を温めるエアコンよりも、壁を温める遠赤外線の暖房器具の方が効率よく暖めることができます。  

高い防音性

コンクリート打ちっぱなしの部屋のメリットに、防音性の高さも挙げられます。多くのマンションで最も多く苦情が寄せられるのが、音の問題です。特に上階の足音などは結構響くものですし、ましてや子供がいると大変です。走り回る音はかなり響きますし、注意しても改善されることは稀です。けれども、コンクリート打ちっぱなしの住宅の場合は、このような悩みから解放されます。また、自分が楽器演奏を行いたいような場合にも、他の部屋の人に迷惑をかけることもなくなります。 ただしこの上階の音の問題は、あくまでも床スラブ厚に比例して軽減されます。そして壁がコンクリートの場合、厚い床のコンクリートを支えることができるということで、厚みのある床でなければ意味はないので注意は必要です。一般的な賃貸マンションの場合は、床スラブが割と薄いところが多いものですが、コンクリート打ちっぱなしの物件の場合には厚めに設計されるところが多くなります。その点で快適性が確保されることになります。  

耐火性の高さ

コンクリート打ちっぱなしの住宅は、耐火性に優れていることも特徴となります。躯体そのものが不燃性であることに加えて、コンクリートは1000度の炎にも2時間は耐えられるとされています。よくある隣家からのもらい火にも耐えることができる安心感があります。特に住宅が密集している都市部では、このもらい火による被害が多いものです。その点において、コンクリート打ちっぱなしの住宅は有利とされています。それを裏付けるように、火災保険料は安く設定されています。木造住宅と比べると、大体三分の一となっているようです。このように延焼の可能性が低いことにより、建ぺい率ぎりぎりまで建てられていることが多くみられます。狭い敷地であっても、広い室内を確保できるのは、これが理由となります。  

終わりに

このように、コンクリート打ちっぱなしの住宅には数多くのメリットや魅力があります。確かに夏は暑く冬は寒いという課題もあります。けれどもこれは、蓄熱容量を考えて冷暖房器具を上手く利用することによって快適な環境を維持することができます。ポイントは室温を常に維持するように運転することと、冷暖房器具を上手くチョイスすることです。その結果、冬場の結露を防ぐこともできます。そして何よりも、コンクリート打ちっぱなしでなければ楽しめないインテリアがあります。さらに感性を刺激されるような空間にしたり、お洒落なカフェのような空間にしたりと思うような部屋づくりを楽しむことができます。また、耐火性の高さや堅牢性の高さによる地震への安心感もコンクリート打ちっぱなし住宅ならではのメリットと言えます。    
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