6畳でも快適なお部屋に|一人暮らしを楽しく演出するインテリアのコツとは?

パリのアパルトマン風

ワンルームのひとつの基準として、6畳の部屋があります。この限られた空間をどのように生かしたインテリアを考えれば良いのか、今回はそのアイデアをまとめてみました。

 

ベッドの置き方で変わる部屋の雰囲気

まず6畳という空間に占める存在感の大きなベッドを、どのように置くかで雰囲気は変わります。窓に対して並行となるように横向きにするのか、それとも縦にするかによって他の家具も変わります。横向きにすると、残りの室内はある程度空間を確保できます。ここにテーブルを置くことで、床に座る生活スタイルが実現します。さらにソファも置けるので、ゆったりとくつろげるインテリアを楽しむことができるようになります。ベッドに背を向けるようにソファを置けば、寝室とリビングとを分けることができます。このようにゾーニングすることで、生活にメリハリがつくようになります。

 
一方で縦向きにベッドを置くとすると、残りのスペースも横長の形になります。そこでベッドと反対側の壁に机や家具を揃えて置くことで、椅子に座る生活をすることになります。床に座るにはスペースが狭くなりますし、また圧迫感もあるからです。ただし、ベッドを横に置くことに比べて、バルコニーへの動線は確保できます。洗濯物を干すなどといった作業はしやすいというわけです。

 
また、このようなレイアウトはホテルでもよく見られるものです。ホテルライクな空間を目指すならば、あえて自宅を寝室メインの部屋と割り切って考えることもできます。特に普段仕事で忙しい人は、ほとんど寝るために帰るような生活になります。そこで思い切って、ベッド周りを充実させたインテリアにするという方法もあります。

 

ベッドを手前に置くレイアウト

ベッドを窓際に置かずに、逆の手前に置くという方法もあります。窓側にリビングスペースを作ることで、落ち着いた空間を生み出すことができます。というのも、ベッドを窓側に置くと玄関からリビングスペースまでが続いているので、その移動のしやすさがかえって落ち着きをなくす感じを与えることになります。けれども入り口からベッドというワンクッションを置くことで、その奥のリビングが独立した空間となるわけです。間接照明をうまく活用すれば、さらに雰囲気を高めることができます。

 
朝日が差し込むような気持ちの良い部屋ならば、その窓際にテーブルとソファを置いてゆったりとした朝食タイムを楽しむのも良いものです。家具などを厳選することで、パリのアパルトマン風にすることもできます。

横長の部屋の場合

 

ワンルームマンションはほとんどが縦に長い形になります。けれども中には、建物内における部屋の位置によって横長となるタイプもあります。この場合には、部屋を右と左に分けてゾーニングすることができます。片方を寝室に、もう片方をリビングダイニングにするわけです。生活空間を2つに分けることで、生活にメリハリが生まれることになります。

 

窓際がコの字型の場合

間取りによっては、窓側が直線とならずコの字型にへこんだ空間がある部屋があります。そこにベッドを置くと、へこんだ空間が無駄になってしまいます。大抵はその部分に窓もあるので、ここに机を置くと絶好の作業スペースになります。ベッドは入り口側に横向きに置くことになります。そして中央にできた空間をリビングスペースとして、ソファや高さの低いテーブル、そしてテレビなどを置く形になります。

 

ワクワク感を出すインテリア

6畳の部屋は決して広くはありません。そこで無理に広さを感じるようなインテリアを目指すのではなく、逆に狭さを利用する工夫もあります。家具で仕切りを作って、ステーショナリー空間を生み出すのです。部屋の角に机を置き、壁と反対側に仕切りとなる家具を置いて机を周りから見えないような形にするわけです。机の周りに本や好きな雑貨などを集めることで、特別な空間を生み出すことができます。

 

デスク周りを充実する

それほどコアなインテリアにはしたくないけれど、できるビジネスマン風の部屋が欲しい、そう思う人にはワークスペースをメインに考えたインテリアがお勧めです。ベッドは窓際に縦に配置して、反対側の壁にシェルフとテレビを置きます。そして手前のスペースに机や本棚、反対側の壁にクローゼットを置くといった形で、ちょとしたビジネスホテル風の部屋にすることができます。机はベッドの足元の位置に置けば、そこからテレビを観ることもできます。その机とつながるように壁側に背の低い本棚を置くというスタイルになります。

 

お気に入りのソファをメインに

ビジネスマンならばデスク周りを充実させることで、狭い部屋も満足度の高い部屋にすることができます。同様に、普段座ることになるお気に入りのソファをメインにするレイアウトも、満足度の高い部屋になります。窓側にソファを置いて、それを中心にどのように周りを充実させるかを考えるわけです。このようにお気に入りの空間を作ることによって、あとは多少モノが溢れたりしても素敵に過ごせる部屋にできるわけです。

 

統一感を出す

たとえ狭くても、イメージを固めて統一感を出せば、住んでいて楽しいと感じることができます。引っ越しと同時に家具も揃えることができるのであれば、ぜひ挑戦してみたいものです。例えばアンティーク調のベッドや机、チェストなどを置くことで満足感の高い部屋作りができます。お気に入りの雑貨を集めてディスプレイしても、多少部屋が狭くても満足できます。椅子に座る習慣のある海外生活を楽しめる空間にすることができます。

 

カフェ風の部屋

カフェの雰囲気を持った部屋も人気があります。ちょっと狭さを感じるくらいが、逆に雰囲気を高めてくれるのが利点です。レトロ調なラグマットやソファ、チェストなどを置けば、隠れ家的なカフェの雰囲気を再現できます。天井の照明はダクトレールを取り付けて、スポットライトで間接照明にすれば、さらに雰囲気が高まります。

 

シンプルな部屋を目指す

ミニマリストという言葉が流行っています。究極まで物を減らした生活を送ることですが、そこまでいかなくてもシンプルな部屋を目指すのも1つの手段です。最低限必要なテレビ、ソファ、テーブルにベッドだけを置いた生活を目指すことになります。ソファなどの色を統一感させると、なお効果は高まります。

 
こだわりのソファの項目でも述べましたが、お気に入りの家具だけを置くことでミニマムな生活を楽しむことができます。例えばダイニングテーブルとイスだけはこだわるけれども、後は不要といった潔さがあれば、このシンプルなインテリアを楽しむことができます。ベッドも置かずに布団だけ置いて置くというのもアリです。

 
また、このミニマムな生活を進めると、物事を工夫する楽しさを覚えるようになります。例えば炊飯器を置かないで済ませるためには、どうすれば良いのか、といったことです。毎日の生活から仕事へと、様々なことに考えを巡らせる癖もつくようです。これはシンプルな部屋がライフスタイルを変えるということを意味します。

 

終わりに

6畳という広さの部屋にも、様々な暮らし方があることがわかります。ポイントとなるのは、どのように楽しむのか、ということです。狭さを感じさせない工夫をするのも良いですし、逆にその狭さを楽しむこともできるというわけです。さらには理想の部屋作りを目指すことそのものがライフスタイルになる場合もあります。

 

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