今どきの賃貸マンションのインターネット設備事情

インターネット

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賃貸マンションを探す場合、インターネット環境がどのようなものかを調べることは大切です。用途にも応じますが、料金と回線速度など違いがあるので、ここでは主なものを紹介します。

フレッツ光

今最も主流となっているのが、このフレッツ光のタイプです。東日本と西日本とでは料金体制が違いますが、NTTのフレッツ光を利用したものとなります。建物まで回線が引かれているものと、自分で引き込む必要がある場合とに分かれます。回線が引かれていても、さらにそこから自分の部屋でインターネット接続ができるように、工事をしてもらう必要はあります。
マンション内に引き込む回線の数によって、料金が変わるので注意が必要です。大抵の大型マンションならば気にする必要はありませんが、コンパクトな低層マンションの場合には一応、何世帯に引かれているのかを聞くことが大事です。もちろん、その数が多いほど料金は安くなります。ただし、一度に利用する世帯が多いほどに、回線速度が落ちるという特性もあります。
物件によっては、すでに各部屋に回線が引かれているものがあります。この場合にはLANコンセントが用意されているので、そこにパソコンをつなぐだけで、すぐにインターネットが使えるようになります。料金も安いのが一般的です。

電力系光サービス

電力会社が直接手掛けるものではなく、グループ会社を作って提供しているインターネット接続サービスです。現在次の5つが主なものとなります。中部電力系グループのコミュファ光(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県)と関西電力系グループのeo光(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、福井県、和歌山県)、中国電力系グループのメガエッグ(広島県、岡山県、山口県、島根県、鳥取県)と四国電力系グループのPikara(香川県、愛媛県、徳島県、高知県)、そして九州電力系グループのBBIQ(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県)となっています。
フレッツ光とは異なり、回線とプロバイダがセットになっているのが特徴となります(中部電力系のコミュファ光は提携しているプロバイダから好きなところを選べるようになっています)そのために、料金が安めとなっています。
そしてもうひとつの特徴は、各社はKDDIと提携していることです。そのために、auのスマホを使っている場合には、auスマートバリューと呼ばれる割引が適用になります。

通信キャリア系光サービス

大手通信キャリアも光インターネット接続サービスを提供しています。スマートフォンや携帯とのセットで申し込むことで割引を受けられるのが特徴です。
ソフトバンクは「おうち割」と呼ぶセット割引サービスを展開しています。携帯電話やスマートフォンの料金が2年間毎月最大2,000円割引になります。インターネットサービスは、「SoftBank 光」や「ホワイトBB」、「SoftBank Air」などがあります。
NTTドコモは「ドコモ光パック」で割引サービスを行っています。割引金額は家族なら月額で最大3,456円、ひとり向けでは月額で最大1080円割引されます。
auの「auスマートバリュー」の場合は、携帯電話やスマートフォンの料金が2年間毎月最大2,160円割引となります。ただし月額540円の「auひかり 電話サービス」への加入が必要となります。
また、Y!mobileも「光おトク割」でソフトバンクが提供する「SoftBank 光」に加入することによってスマートフォン1台あたり540円、4台以上の契約ならば最大で5,616円のセット割引を利用できます。

ケーブルテレビ

地元のケーブルテレビを導入しているマンションでは、各ケーブルテレビが提供するインターネット接続サービスを利用できます。光ハイブリット形式が多く採用されるものですが、光ファイバーと同軸ケーブルを組み合わせた通信回線となっています。
ケーブルのモデムが放送用にデータを変換しているのでプロバイダが無いのが特徴ですが、光ファイバーよりも回線速度が落ちます。ただし、その回線速度には様々なコースが用意されていて、料金もそのコースにより異なります。それほどの速度を必要としない人ならば、料金を安く済ませることができます。

ADSLのネットサービス

光ケーブルが主流となる前にポピュラーだった、固定電話回線を利用したインターネット方式です。通信速度は遅いものの、料金の安さは魅力です。ネットサーフィンをする 程度の利用であれば、このADSLで十分と言えます。
大きなポイントは、光回線とは違い混雑しないということです。というのは、ひとつの回線をマンション内の居住者が共有する光回線とは異なり、1契約で1回線を与えられるからです。また、基地局からの距離が近いほどに回線速度が速くなる特性も持っています。光回線に対応していない地域もあるので、電話回線を利用できるこのADSLを利用しているマンションも多くあります。

NURO光

フレッツ光を凌ぐ回線速度で話題のNURO光にマンションタイプが誕生しました。現在は関東圏での提供となりますが、今後、提供エリア、導入されるマンションが増えることと考えられます。
大きな特徴は、その料金の安さです。加入者が多いほどに安くなる仕組みとなっていますが、10世帯以上が加入すれば月額1900円となります。
5階建て以下であれば、個人で光ケーブルを引き込むこともできます。ただし料金は、6階建て以上のように安くなることはありません。戸建てと同じ料金プランが適用されます。

回線を引けない場合

マンションによっては光ケーブルやケーブルテレビが引かれておらず、さらに個人でも回線を引くことができないものもあります。そのような場合には、モバイルルーターを利用することになります。契約すればすぐに使えるのがメリットです。パソコンでもスマホでもインターネット接続ができます。ただし、光回線と比べるとどうしても通信が不安定になる面はあります。

おわりに

現在主流はフレッツ光ですが、今後は電力系のものも増えると考えられます。検討するマンションがどれに対応しているのか、調べておくことが大事です。

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