名古屋が誇るもう一つの街|魅力溢れる名古屋の地下街をご紹介(栄・伏見編)

名古屋の地下街

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名古屋といえば2大繁華街である名古屋駅と栄駅の地下街が有名です。今回、栄駅地下に広がる地下街にスポットを当ててみました。   進化を続ける地下街がある一方で、昔ながらのレトロ感覚満載となるアンダーグラウンドな雰囲気のものまで楽しめます。ここは名古屋の人の生活空間であることを感じさせるものであると分かるでしょう。   そもそも名古屋は日本の地下街の発祥の地でもあります。1957年3月に日本最古のサンロードが「ナゴヤ地下街」としてオープンします。その後、地下鉄の開業などに伴う形で幾つかの地下街が誕生しました。   このように名古屋で地下街が発達した理由として、名古屋が車社会として発達したことが挙げられます。自動車を優先する形で都市整備が進められたわけです。車が走りやすいようにと車道が広く作られているために、人が横断するには時間がかかるというわけです。そのために、歩行者のための専門通路として地下街が広がったわけです。  

【東京や大阪との地下街の比較】

  地下街の広さでは、東京や大阪も負けてはいません。そこで様々なデータから、名古屋の地下街と比べてみます。   まず地下街としての広さで言えば、全国1位となるのは東京の新宿です。5つの地下街から成り立ちますが、総面積としては10万平方メートルにもなります。そして2位が栄駅、3位が名古屋駅で4位に大阪長堀橋駅と続きます。注目すべきは栄駅と名古屋駅の地下街の数です。栄駅は6つ、名古屋駅に至っては9つもの地下街が集結しています。ちなみに大阪の長堀橋駅は1つのみで、単体としての面積では日本一となります。   名古屋の地下街の発達は車が関係していますが、冬の寒さも関係しているとも言われます。1981年から2010年の1月の平均気温は、東京が6.1℃で大阪は6.0℃となりますが、名古屋は4.5℃とかなり寒いです。地下を通って移動できるので寒さを凌げるというわけです。   ちなみに店舗面積としては、全国で1位は東京駅の八重洲地下街で2位はなんばウォーク、3位が梅田のホワイティうめだとなります。そして名古屋は6位にセントラルパーク地下街が入っています。  

サカエチカ

サカエチカ   さて、栄駅の地下街でまず取り上げるのはサカエチカです。1969年11月に開業したもので、名古屋のメインストリートとなる広小路通の下に広がるものとなります。最寄駅は地下鉄栄駅です。   丸栄やスカイル、名古屋三越といったビルと地下でつながっていると共に、栄町商店街の主要な店舗ともつながっているのが便利です。地下街のテナントは80店舗ほどとなりますが、アパレルやバッグ、シューズに呉服、また飲食店にドラッグストアなど実に多彩な種類のお店が入っています。   サカエチカの中央部にはクリスタル広場と呼ばれる、名古屋栄地区の待ち合わせ場所としても有名です。これはガラス工芸家が製作したオブジェ「シャトークリスタル」が展示されていることが理由です。    

【クリスタル広場】

  地下であるにも関わらず、噴水があることに驚かされます。この広場の魅力は何といっても、「なんでもある」ことです。化粧品や雑貨店など、待ち合わせに早い時間に到着しても、良い時間潰しができます。飲食店では牛タンの専門店やクリスピークリームドーナツが有名です。  

セントラルパーク地下街

セントラルパーク   「センパ」の愛称で親しまれている、久屋大通の地下に南北に細長く続く地下街です。2015年にリニューアルしていますが、新たに41店舗がオープンしています。地下街全体の雰囲気はナチュラルテイストのウッドデザインが採用されていますし、通路の照明はLEDのダウンライトとなっています。大半は女性向きのお店ですが、北欧気分を味わえるオスローコーヒーは人気を集めています。また輸入食品店も独特の品揃えが魅力となります。ちなみに期間限定で、ハローキティカフェがオープンしていましたが、こちらも人気がありました。   さて、このセントラルパーク地下街ですが、地下鉄栄駅と桜通線と名城線の久屋大通駅とをつなぐ形となります。森の地下街を通ることでサカエチカともつながっています。1986年に専門店ビルセントラルパークアネックスが開業して、この地下街とつながりました。その結果、栄地区北部の商業施設があまりなかった地域からの人の流れが生まれることになりました。   この地下街の特徴は、ステンドグラスで装飾されている天窓があちこちにあり、地上からの明かりが入り込むことです。そのために閉塞感が無いのが特徴となります。さらに「もちの木広場」と呼ばれる1200平方メートルもの彫り込み式の広場があるので、外の景色が見れるようになっています。この解放感も地下街でありながら明るい雰囲気を感じる理由となっています。地下街は東通りと中央通り、西通りの3本の通路があり、それぞれにお店が出店しています。    

森の地下街

森の地下街   1957年11月に地下鉄東山線の開通と共に開業した地下街です。大津通と錦通、久屋大通の下に広がる形となります。サカエチカと段差が無くつながっているので、その境が分からない人もいるほどです。そしてセントラルパーク地下街やオアシス21ともつながっています。通りはレトロな雰囲気が大きな特徴となります。テナントは全部で100店舗ほどとなります。   また、もうひとつの特徴としては、道の両側にある照明に森の木々が描かれているということです。お店には昔ながらの喫茶店が多く、飲食店が充実しています。さらに渋い居酒屋や定食屋といった懐かしいお店も出店しています。   森の地下街で人気の高かった書店、トキワ園書店が閉店しました。このすぐ近くの北側に大型書店で有名なジュンク堂がオープンしたことも影響しているようですが、12年以上にわたり利用してきた人にとっては寂しいものがあります。ちなみにこのトキワ園書店はチェーン店なので、名古屋駅地下街のメイチカ内にもあります。    

伏見地下街

伏見地下街   名古屋の地下街でも異色のものとなるのが、この伏見地下街です。全長240mほどの長さの通路にちらほらとお店が見られます。元々は問屋街であったこともあり、業者相手と見られる小売店が多くあります。また、レトロな雰囲気の喫茶店も多く、この雰囲気に溶け込んで営業しています。   伏見地下街は1957年に開業した名古屋で2番目に古い地下街です。東山線伏見駅とつながっています。定期的にイベントが開かれているのが特徴となります。そしてもうひとつ、「あいちトリエンナーレ2013」という名古屋発の国際芸術祭をきっかけとして、アートのある地下街として生まれ変わったことが大きな特徴となります。ビューポイントと示された場所がありますが、そこに立ってアート作品を見てみると立体的に見えます。この幾何学的な階段アートはなんと無く不思議の国のアリスの世界に迷い込んだような感覚を覚えます。ちなみにこのアート作品は、台湾の設計事務所が手掛けたものです。それを知ると、青い色彩感覚にもうなずけるような気がします。    

まとめ

名古屋栄駅の地下街特集はいかがだったでしょうか。古きものも新しきものとが混在する、何とも言えない世界観は東京では味わえないかもしれません。東京の地下街はあくまでも駅の通路としての機能がありきのものです。けれども名古屋の地下街は、ひとつの生活空間とも見ることができます。ショッピングなどを楽しむという点では東京八重洲の地下街もかなり意識してリニューアルされていますが、その発祥の地は名古屋であると感じることができます。   名古屋の地下街特集第2弾はこちら ⇒ 名古屋が誇るもう一つの街|魅力溢れる名古屋の地下街をご紹介(名駅編)   名古屋のお洒落なデザイナーズマンション賃貸を紹介中! デザイナーズマンション賃貸/名古屋最大級の専門サイト
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