今回はインテリアには特にこだわりを持たれている女性の方がご依頼人です。セカンドハウスとして仕事に利用されているお部屋の案件となります。通常とは異なる大胆な家具の配置にも注目していただきたい仕上がりになっています。
リラックスモードで仕事に取り組めるインテリアを
今回はお仕事で利用されているお部屋ですが、決して無機質にならないようにしています。
まずメインカラーですが、白を基調として上質な雰囲気を感じていただけるようにしました。そして作業するスペースですが、ダイニングテーブルでデスクワークを行えるようにしています。お部屋は1人で利用する分には十分な広さがありますが、ワークスペースを別に用意するとなれば室内はその分狭くなります。そこでダイニングスペースと兼用とすることで、部屋の広さも確保しています。そのような用途に使えるダイニングテーブルとして、HOEDAYのDT-06-140を選びました。広い天板となるので、作業スペースとしても十分に確保できます。カウンターキッチンの前にテーブルを配することで、キッチンからの動線もしっかりと確保しています。
ダイニングチェアは透明感のある涼しげなデザインが特徴の、パークトレーディングスのマーレダイニングチェアを選んでいます。これはポリカーボネートという素材によって高い強度を持つものとなります。カウンターキッチンを背にして座り、リビングを通してバルコニーの外の景色が目に入るようにしています。これはクオリティの高い仕事ができる環境として、自宅である第1の場とオフィスとなる第2の場とは異なる、第3の場を意識したものとなります。社会学者のレイ・オールデンバーグが提唱したもので、Google社も自社キャンパス内にオープンカフェを仕事の場として提供しています。このリラックスできる居心地の良い空間が、仕事に集中できる環境を生み出すことになるというわけです。
リビングスペースには他にラグマットとして東谷のRG-83BLを、シェルフとして佐藤産業のLK-120-90Sを置いています。このシェルフにお気に入りの小物などを置くことで、仕事中にふと目線を移すと目に入るようになっています。リビング照明は白を基調とした室内の雰囲気に合うように、シャンデリア調のインターフォルムのLT2340を備え付けてあります。
ゆったりとしたサイズのベッドを置く
仕事に疲れた時、ゆっくりと休めるように大きなサイズのベッドを置いています。HOEDAYのBH-501という商品ですが、これを寝室とリビングにまたがるように設置しました。通常はベッドは寝室におさめておくものですが、今回は大胆な配置としています。これは寝室をこじんまりと使いたくないという意味もありますし、ダイニングテーブルからの視線に入ることで、緊張感を適度に和らげるという効果もあります。今回はリビングにソファを置いていません。そのために視覚的に安心感を得られるアイテムとして、目線に入るような配置にしているわけです。
寝室照明はELUXのイオスというものを選びましたが、今回のインテリア全体の雰囲気を保ちながらもリビング照明とは異なる丸みを帯びたフォルムがラグジュアリー感を演出しています。
終わりに
今回は仕事場としてのセカンドハウスが対象ということで、通常のインテリアとは異なる趣向になっています。基本は仕事に集中できる雰囲気を出しつつ、リラックスできる環境にもなっています。実はこの二つの雰囲気の融合により、仕事の生産性が高まることが提唱されています。仕事場のインテリアを検討している方の参考にもなるのではないでしょうか。
今回ご紹介したお部屋はこちら
//www.style–plus.jp/bukken/pressance_hisayaodori_senpa/d/
名古屋市東区「プレサンス久屋大通セントラルパーク」