仕事をバリバリこなす女性でも、1人暮らしの部屋は可愛らしい女の子っぽさを求める人は多いのではないでしょうか。
今回のインテリア案件では、そのような女の子っぽさを感じさせる部屋です。色の配色と家具選びに注目していただければと思います。
白を基調としてテイストをまとめる
女の子っぽい部屋といっても、そのイメージは人によって違います。つまり、求めるテイストが異なるというわけです。
ピンクを使った部屋が好みの場合もあれば、ガーリーテイストを好む人もいます。
いずれの場合でも、そのテイストでまとめることが大切です。
そしてもうひとつ、基本色としてベースは白にすることが必要となります。その上でそれぞれのテイストに合う色で統一することにより、部屋の雰囲気をまとまった感じにすることができます。
今回は上品な雰囲気をご希望とのことで、ベースカラーの白に統一しています。
家具はコンパクトなサイズを
今回のお部屋は、1人暮らしとしては広めの1LDKタイプとなります。
リビングとベッドルームが分かれることで、それぞれの雰囲気も分けて演出することができます。
部屋も広めに確保されていますが、女の子っぽさを演出するためには大型家具はなるべくコンパクトなサイズを選ぶのがポイントです。
しかも家具の色もベースカラーとなる白に合わせているので、膨張色となります。見た目がより大きく映るので、その分も考慮して小さ目なサイズを選んでいます。
まずソファは東谷のGS-340という商品を、色はホワイトにしています。脚のついた英国風のデザインが、上品な印象を与えてくれます。
対面するテレビボードはサンコウのルーツという商品です。こちらもホワイトですが、扉は濃いブラウンとなっています。このブラウンは部屋の建具などの色に合わせているので、部屋全体と調和する効果が得られます。
このふたつのアイテムの間に、スミノエのランソーというラグマットを敷いています。こちらも白をベースとして模様が描かれたデザインとなりますが、さらに上品な雰囲気を加える効果が得られます。
テーブルもアルテジャパンのYG-64、ガラステーブルとすることでお洒落な雰囲気を演出しています。
照明はシャンデリアタイプを
やはり女の子っぽい部屋となれば、照明にもこだわりたいものです。
そこで今回は上品な雰囲気をテーマにしているので、スタイリッシュ感のあるシャンデリアタイプを選んでみました。商品はキシマのCC-40287です。
さらにスタンドライトとして、エルックスのイオスという商品を置いています。これはデンマークの会社による、ノルディックデザインと呼ばれるものです。羽毛を使っているので、柔らかな印象を与えてくれます。
最後に女の子の部屋として外せないアイテムとなる、ミラーを置いてリビングは完成です。選んだのはカイヤのスタンドミラーです。
スタイリッシュなベッドでアクセントを
ベッドもホワイトのコンパクトなサイズのものを選んでいます。商品はディグレースというスタイリッシュ感のあるものです。
ヘッドボードにはくぼみがあって、そこに小物を置けるようになっています。
シンプルながらに洗練されたデザインとなりますが、このようなシャープな家具を置くと、女の子っぽさを演出する部屋にアクセントをつけることができます。
カーテンはスミノエのD-7007という商品ですが、やはりこのようなレースカーテンは外せないアイテムです。
アクセントカラーの選び方
最後に小物についてご紹介します。
リビングのソファにもベッドにも、エンジ系パープルのクッションを置いています。
今回のようにほとんどベースカラーである白で統一した部屋の場合、そのままではぼんやりとした雰囲気になってしまいます。
そこで、アクセントの効いた色の小物を置くことで、その白も映えるようになります。
その時に選ぶ色は、自分が求めるものを反映することが大切です。
今回のクライアント様は、会社では仕事に全力を注ぎ、家ではその分ゆっくりと気分を落ち着かせたいと考えています。
パープルの持つ心理的効果は、緊張や不安を癒し心と身体を回復させると共に、感性を豊かに創造性を高めるというものとなります。
少し落ち着いた色調にすることで、癒し効果を高めているのがポイントです。
おわりに
いかがでしょうか。女の子っぽいインテリアとなると他にも色んなパターンはありますが、今回の家具選びのポイントは他のテイストでも生かせるのではないかと思います。
色の選び方と家具のデザインを押さえることで、希望に叶うようなインテリアにすることができるでしょう。
今回ご紹介したお部屋はこちら