おしゃれで都会的、スタイリッシュなインテリアに憧れる方は多いですよね。そこでイメージされるインテリアはシャープな印象のモノトーンというのが定番です。けれども単にモノトーンな家具に統一しただけでは、落ち着かない部屋になってしまいます。
今回のご依頼はスタイリッシュなインテリアをご希望される方からのものです。そこで、どのようなテクニックを使えば都会的で、なおかつ落ち着いた雰囲気にできるのかをご紹介したいと思います。
スタイリッシュなインテリアは照明がポイント
まずスタイリッシュな部屋を目指す上で必要なのが、モノトーンを基調とすることです。輪郭をしっかりと出すためには色のメリハリをつける必要があります。例えば暖色系のブラウンやオレンジをメインカラーに入れると、部屋が引き締まらなくなります。
けれどもモノトーンのようにメリハリの利いた色の部屋に長くいると、目が疲れたりしませんか?これを解消するためには、照明を上手く使う必要があります。普通のシーリングライトは光が直線的なので、モノトーンカラーがそのまま目に飛び込んできます。
そこで今回のインテリアでは、照明にエルックスのカピエンテという商品を使っています。これは蛍光灯ではなく電球を使うので、光をあらゆる方向に当てることができるタイプの照明器具となります。さらに電球を覆うフードを動かすことができるので、自由に陰影をつけることができます。
照明の角度を変えて陰影をつけることで、落ち着いた雰囲気を演出することができます。
ブラインドで都会的雰囲気を高める
さらにモノトーンの部屋に役立つアイテムとして、ブラインドがあります。布製のカーテンと違い、シャープなフォルムがスタイリッシュ感を高めてくれます。
ここで、このブラインドをウッディな素材にすることで、単にシャープな印象だけではなく温かさを加えることができます。今回もウッドブラインドを使って、そのような効果を狙っています。
ガラスとシルバーを取り入れるとスタイリッシュなインテリアに
さて、メインの家具ですが都会的かつスタイリッシュな印象をご希望されるということで素材にもこだわりました。ポイントはガラスとシルバーを取り入れるということです。デザインだけではなく、このような素材が持つ質感がシャープな印象をより強くしてくれます。
ソファはサンコウのCOOLⅡ、ローテーブルはアルテジャパンのST-101、そしてテレビボードはHOMEDAYのLV-85-165という商品をチョイスしています。いずれもデザイナーズ商品とあって、洗練されたイメージを持つものばかりです。
ラグ一枚でラグジュアリー感を演出
ホテルのような非日常感を演出するのであれば、ラグマット一枚を敷くことで簡単に実現できます。床にその部分だけ切り取ったような雰囲気を作り出せれば良いのですが、フローリングの色とのバランスがポイントになります。
今回はスミノエのリュストルという商品を選びました。基本はモノトーンカラーですが、模様の入ったデザインがアクセントになっています。
プライベートチェアで特別感を
さらに今回、プライベートチェアを入れることで特別感を演出しています。ソファとも違う座り心地が得られるチェアに身をゆだねることで、よりリラックスした時間を過ごすことができます。選んだ商品は関家具コンフィのシェーズロングというものです。
おわりに
いかがでしょうか。スタイリッシュな部屋作りには、単にモノトーンでまとめるだけではなく、色んなポイントがあることがお分かりいただけたかと思います。いずれもそれほど難しいものではありません。また今回のプライベートチェアのように、お気に入りのものをひとつ取り入れると、住み心地もワンランク高まります。
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