今回ご紹介するインテリアは、ワンルームのお部屋に勉強するスペースが欲しいとのご要望にお応えするものです。さらにリラックスできるような色使いもお求めとのことで、提案させていただきました。
お部屋は8.6畳の居住スペースにクローゼット、玄関からの通路にキッチンといった普通のワンルームスタイルになります。居住スペースは割と広めに確保されていて、一面の壁がグレーのアクセントウォールとなっています。
アクセントウォールを最大限に活かす
まずはこの壁に注目しました。勉強するためのスペースをどこに確保するかですが、このアクセントウォールを正面にする形でテーブルデスクを配置しました。白い壁よりも集中力が増しますし、しかもグレーには筋肉を緊張させずに、長時間勉強しても疲れないという効果があります。物事を受け入れやすく、忍耐強くなるという心理的効果も確認されています。そこで、反対側の壁側をリラックスできる空間にしています。こちらの壁側には何も置かないことで、ストレスを感じにくいようにしています。
そのために、ベッドは必然的に奥の窓際に配置するということになりました。となると、部屋に入ってすぐに目に入るのはベッドということになります。つまり、部屋の印象はベッドの色が決めると言えます。そこで、基本的にリラックスできる空間となる色遣いをとのご要望なので、ベッドは木目調の明るいナチュラル色を選びました。商品はサンコウのスミカです。多少の収納もあるので、リラックススペースにはモノを置かずに、このベッドに収納できるようにしています。
そして勉強机となるテーブルデスクやチェア、さらにローテーブルもナチュラル色の木目色としています。ローテーブルはチェリーのLT-68を選んでいます。これは細長いデザインなので、ワンルームに合うタイプとなります。
シェルフがお部屋のアクセントに
収納はクローゼットのみなので、多少物足りないと思います。そこで収納家具を考えたわけですが、今回は圧迫感を感じないシェルフを選びました。色はやはり木目色です。置き場所ですが、リラックススペースは広く確保したいので、テーブルデスクの横にしました。シェルフなので、見せる収納の役割も持ちます。そこで、ここにお気に入りの小物などを置いてもらうことで、リラックススペースから見て楽しめるようもなります。
リラックススペースには、モリヨシのフェレットという白いラグを置いています。これは程よい肌触りが楽しめるシャギーラグとなっているので、見た目だけではなく手触りでもリラックス感を味わえる効果を狙っています。
小物としてクッションを置いていますが、色は白とパープル系のブルーとしています。これはアクセントカラーとして選んだ色ですが、落ち着いた雰囲気にワンポイントアクセントを与える効果を生むようにしています。
カーテンはエレガンスな雰囲気が特徴のドレープ型を選びました。商品はオーダーカーテンで有名なカズマのLX10705という型番になります。色はベッド周りを明るくしたいので白としています。窓から明るい光が入るので、朝の目覚めを気持ちの良いものにできるのではないかと思います。
調色機能の照明で雰囲気を自在に
今回、照明にもひと工夫しています。天井のシーリングライトをドウシシャのCS-F12DSに替えています。LED照明ですが、LED特有のまぶしさはありません。そして大きな特徴となるのが、調色機能がついていることです。明かりの色を変えることができるので、部屋の雰囲気を簡単に変えることができます。例えば勉強の時は明るい白昼色に、リラックスしたい時は電球色にするといったように変えることができるわけです。
終わりに
いかがでしょうか。今回はワンルームの一部屋ですが、ゾーニングによってふたつの雰囲気を使い分けることができる例になっています。またシーリングライトの明かりの色を変えることでも、雰囲気を変えることができるのが分かります。
今回ご紹介したお部屋はこちら
//www.style–plus.jp/bukken/serenity_meieki/b/
名古屋市西区「セレニティー名駅」