今回は美容師という専門職の仕事をしている女性がクライアントです。個性的なインテリアをご希望とのことで、ヒアリングを行いモロッコインテリアを取り入れる形で提案させていただきました。
モロッコインテリアの特徴
今回のお部屋はワンルームタイプなので、インテリアを統一することで部屋全体の雰囲気を希望するものにできます。そこで取り入れたモロッコスタイルは、ヨーロピアンとアジアンのそれぞれのスタイルを融合させたような形となります。鮮やかな色合いと宮殿をイメージさせることが特徴となっています。
専門職に携わっているということで、このような刺激を受けるような部屋の方がイマジネーションも生まれやすいのではないかと考えました。もちろん仕事から帰ってゆっくりとくつろげることも大切です。けれどもクライアント様のご要望により、刺激も受けることができるようなお部屋をとのことで個性的なモロッコスタイルを選んだというわけです。
モロッカンテイストを決めるポイント
まずモロッコスタイルを感じさせるアイテムとして、トレーテーブルを採用しました。丸く縁があるのが特徴ですが、今回は東谷のNW-724という製品を選びました。さらにソファも脚が長く、丸みを帯びているのが特徴のクラッシュクラッシュのMONIKAⅡを採用しています。このふたつのアイテムを置くだけで、モロッカンテイストを感じることができます。
さらにモロッコスタイルの特徴となるのが、宮殿をイメージさせる提灯のような形のモロッコランプがあります。MALLEE-PENDANTというシーリングライトが、ちょうどモロッコランプに近いものとなります。そしてテーブルとソファの下にフランセル円型140φというラグマットを敷くことで、イメージするものに仕上がっています。
インテリアの色に関しては、落ち着いた印象を受けるブラウンを基調としています。ブラウンにも様々な色調がありますが、今回はモロッコで富や財産を守ってくれるとされるイエローを帯びた色合いにしています。
テレビボードもテーブルやソファと同様に、脚の長いタイプを選んでいます。製品はテーブルと同じ東谷のSTN-333としています。金属製の脚がモダンスタイルを感じさせます。
ベッドスペースのポイントは天蓋
宮殿をイメージさせるモロッコインテリアでは、ベッドに天蓋というのも定番です。とはいっても、今回のようなワンルームタイプのお部屋で天蓋というわけにもいかないので、カーテンを利用することにしました。カーテンはスミノエのD-7161、綺麗なブルーが印象的な製品です。モロッコインテリアではブルーやホワイトも、爽やかさを演出するものとしてよく取り入れられます。そしてこのカーテンの下を開いて左右でまとめることにより、まるで天蓋のような形にすることができます。ベッドもこのカーテンに合わせて、ブルーの関家具のウッシーを選びました。シンプルなデザインなので部屋も広く感じさせることになります。
インテリアをまとめるポイント
インテリアを決める上でポイントになるのは、落ち着いた雰囲気の中に刺激を受ける個性を持たせることです。今回はあまり馴染みのないモロッコスタイルを取り入れていますが、このような独特な雰囲気が専門性の高い仕事に携わる方には人気があります。そして色合いを工夫することで、落ち着ける雰囲気も醸し出せるようにします。このバランスをいかに取るかが重要なポイントと言えます。
終わりに
今回は美容師の方に提案したインテリアになりますが、同じように創造性を感じさせるような部屋を希望される方の参考になるかと思います。モロッコスタイルは実は押さえておけば良いポイントが決まっているので、誰でも取り組めるインテリアではないかと思います。
今回ご紹介したお部屋はこちら
http://www.style–plus.jp/bukken/aden_haruoka/a/
名古屋市千種区「アーデン春岡」